マガジンのカバー画像

夏雨は泡沫のように

55
運営しているクリエイター

#短編小説

夏が消えた日のコト

【まえがき】 当初本作品は短編小説にすることを考えておりましたが、諸事情でショートショー…

ビロードの掟 第21夜

【中編小説】 このお話は、全部で43話ある中の二十二番目の物語です。 ◆前回の物語 第四章…

ビロードの掟 第14夜

【中編小説】 このお話は、全部で43話ある中の十五番目の物語です。 ◆前回の物語 第三章 …

ビロードの掟 第13夜

【中編小説】 このお話は、全部で43話ある中の十四番目の物語です。 ◆前回の物語 第三章 …

ビロードの掟 第12夜

【中編小説】 このお話は、全部で43話ある中の十三番目の物語です。 ◆前回の物語 第三章 …

ビロードの掟 第7夜

【中編小説】 このお話は、全部で43話ある中の八番目の物語です。 ◆前回の物語 第二章 夜…

ビロードの掟 第6夜

【中編小説】 このお話は、全部で43話ある中の七番目の物語です。 ◆前回の物語 第二章 夜の遊園地(3)  優里とは4年目の終わり、ちょうど卒業間近のタイミングで付き合い始めた。  出会った当初はそれほど彼女のことを意識していたわけではない。優里はどちらかというと地味なタイプで、あまり目立つ方ではない。だがあることがきっかけで芹沢さんと優里と凛太郎が知り合い、そのことがきっかけで優里と仲の良かった栗木、凛太郎が仲の良かった神木、池澤、小野寺の4人が合流し、気がつけば同じ

ビロードの掟 第2夜

◆前回の物語 第一章 シトラスの名残り(2)  荻原と飲むときには、いつも決まって行く店が…

ビロードの掟 第1夜

◆前回の物語 第一章 シトラスの名残り(1) ミーンミンミンミン……。  どこからか聞こ…

ビロードの掟 第0夜

序章 面影 彼女は、僕がこの世で二番目に愛した女性の、唯一無二の親友だった。  どこから…

#7. クリィムソーダの記憶(A面)

【短編小説】 このお話は、全部で9話ある中の八つ目の物語です。 ◆前回の物語 ホットコー…

#4. クリィムソーダの記憶(A面)

【短編小説】 このお話は、全部で9話ある中の五つ目の物語です。 ◆前回の物語 拝啓、夏目…

#3. クリィムソーダの記憶(A面)

【中編小説】 このお話は、全部で9話ある中の四つ目の物語です。 ◆前回の物語 安定剤 大…

#2. クリィムソーダの記憶(A面)

【短編小説】 このお話は、全部で9話ある中の三つ目の物語です。 ◆前回の物語 のび太ノート  少し前に私は自分が通っていた大学を訪れた。  校舎の雰囲気がとても懐かしい。ちらほら学生と思われる人たちが私の横を通り過ぎていく。中にはカップルと思われる男女もいてどこか楽しそうな雰囲気だった。ふと当時の記憶が蘇ってきて、胸の奥がほんの少しツンとなる。 *  ある時期、鈴木と私は同じ講義を受講していた。  私自身はフランス文学を専攻していて、鈴木は国文学を専攻していた。