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キャリアトランジションを円滑にするために

  ラグビー選手のセカンドキャリアに関する研究(中曾 2023)を行ったところ、インタビュー対象者から、キャリアパスを上手く進められなかったことを語られ、今後も出世は見込めないとの内容だった。選手として成功しても、ビジネスにおいても上手くいくとは限らないことを示している。
 ビジネスキャリアを上手く進めるには、選手時代の自己認知(強み、価値観)を活かし、新たな目的を定め、自分を創りなおす必要がある。

  一方で、トランジションを自分に円滑に進めるには、自分に不足する資源に気づき、補うことが求められる。たとえ分からないことであっても能力、スキルがあれば、乗り越えられることはたくさんある。
  対象者からは、「ラグビー選手としての自分を成仏できなかった」と伝えられたとおり、ビジネスキャリアにおける自己認知(自らの役割)、加えて、マインドセット(強み、目標に向け徹底的に取組む)の重要性が示されている。


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