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【歯列矯正1】「顎を切る手術」と言われ、号泣。顎変形症の私が矯正を始めた理由

今回は、28歳で歯列矯正を始めた私の「歯列矯正を意識し始めたキッカケ」と「実際の歯列矯正に至るまでのプロセス」についてお話ししていこうと思います。

哺乳瓶でフルーツ牛乳を飲む幼少期(笑)

昔、母から「あんたは結構大きくなってからも哺乳瓶でジュース飲んでた(笑)フルーツ牛乳飲んでた(笑)」と言われたことがあります。
私は専門家でもなんでもないので詳しいことは分かりませんが幼少期におしゃぶりや哺乳瓶を吸う時間が長いと(適齢期までにやめておかないと?)顎が変形しやすい傾向があるようなので、もしかするとこのことが「顎変形症」の原因になっていたかもしれません。

小学生の頃から歯並びがコンプレックス

小学生の頃から「自分は周りの子と歯並びが大きく違う」と感じてはいました。私の歯はニコッと微笑んだときに上の歯が4つ見えるだけなんです。普通の人であれば微笑むだけでも6本は歯が見えるのかな~と思いますが、その点で私は大きく他人と違っていました。

私は、本来ならば一番前の2つの歯の横に生えるはずの「側切歯」がその裏に完全に隠れてしまっている典型的な「二重歯列」という歯並びでした。

なので、前から見れば「中切歯」と「犬歯」だけが見えている状態となり、4本しか見えないということなんです。

中~高で徐々に顎が出てくる

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↑こういう人、見たことありませんか?

見たことあるなら、それ、私です(笑)

この現象も中学~高校で顕著になってきました。
いわゆる「受け口」や「反対咬合」とも言いますが、とにかく下顎が顔のどのパーツよりも前に出ているんです。それが気になって中学時代の写真は口を膨らませているものばかりです(笑)おそらく膨らましておくことで少しでも顎を紛らわせたかったんだと思います(笑)

歯列矯正相談で歯科医に言われた一言に号泣

私がまだ高校2年生くらいのときに、当時虫歯治療をしてもらっていた歯科医に歯列矯正の相談をしたことがありました。するとその先生から……

「ん~…かなり難しいですね。美容整形みたいな顎を切る手術が必要になるかと…」

私はその一言にひどく落ち込み、家に帰るまでの道のりはずっと泣いていました。「生まれつき噛み合わせや歯並びの良い子はこんな費用必要にならないのに…」「口の中から顎を切ってくっつけるなんて聞いたことないよ……」先生にはあえてあんまり詳しく聞きませんでしたがとりあえず当時知っていたことはこんな感じ…

・数週間入院が必要な外科手術をする
・口の中から顎をカットする
・カットした顎はプレート(小さい鉄板のようなもの?)で支える
・術前・術後のブラケット矯正はもちろんプレートを抜く手術もしなければならない…

この矯正手術は当時の私、いや、現在の私もそれはそれは恐ろしく感じています(笑)でももちろん、本来あるべき位置に顎を戻してあげるだけなので成功すればこれほど健康的なことはありません。

大病院でカウンセリングを受ける

社会人になり、親知らずも随分育ってきたので再び歯医者さんに通うことにしました。(※ちなみに高2のあの事件以来、歯医者が怖くなりずっと行ってませんでした笑)

そのときの歯科医に矯正のことなら某歯科大付属病院(←?)に行きなさいと言われカウンセリングを受けることとなりました。

大病院に着き、先生が一度口の中をチェックしてくれたのですが「前歯の開き具合(開咬)・顎のズレ・歯並びから考えて一番難しい手術になることは間違いありません」とハッキリ言われました。また手術のメリットやデメリットについても細かく教えてくださいました。

先生から言われた矯正手術のメリット・デメリット
【メリット】
・保険適応なのでかなり安くなる!
・歯を削らず、無駄に抜かずに一番健康な形で矯正ができる
・肩こりや首こりなど他の不調も改善される
・顎が出てる人や上下の顎がズレている人は劇的に改善(することがほとんど)
・笑顔に自信が持てる

【デメリット】
・成功するとは限らない
・美容整形とは違うので自分の思い通りの口元になるかは分からない
・全身麻酔の手術が二回ある(本チャン&プレート除去)
・かなり強い麻酔を使うのでずっと麻痺が残ることもある
・2~3週間の入院が必要
・起きたら包帯まみれの尿管チューブ&口の中もチューブでビビると思うけど頑張って!

といった内容でした。
さすがに壮絶すぎんか…私は前世でどんな悪行をはたらいたんや…(笑)
でも本当に良いことから悪いことまで親切丁寧に教えてくださるとっても良い先生でした。矯正手術は良いことばかりではなく、危険も多いです。だからと言って矯正手術を否定することは一切しません!できるならした方がいいとすら思います!ただし、生活習慣や見た目など、自分らしい自分を失うことになるかもしれないということだけは覚えていてほしいです。

やはり私はデメリットの大きさを感じ結局、矯正手術は断念してしまいました…。

それでも「歯並びを良くすること」を諦めきれなかった私は別の歯科にかかることにしました。

するのもしないも、正解だと思う

矯正を考えている人も、私の歯並びは綺麗なほうです!と思われている人の中にも「えっ、手術が必要な矯正があるの??」と思われた方がいるかもしれません。

口元にコンプレックスを持ち、改善したいと思っても費用や時間、体力や後遺症のことなど踏み切るには相当な勇気が必要です。

矯正をするだけでも痛いし歯磨きめんどくさいし…メリットはブラケットを取って初めて得られるものかもしれませんが……

私が何を言いたいかというと!
「矯正する・しない」「手術する・しない」は個人の自由です。
歯並びや噛み合わせについてよく知らない方ほど「なんで直さないの?意味が分からない」「親は何をしていたの?」などと言いますが、金銭面や手術の難易度などなど…本当に大変な人だっているんです。

どうか歯並びや噛み合わせで悩んでいる人に心無い一言をかけないでください!!!!!これを読んだ方だけでも分かっていただけると本当に書いた甲斐があります…。

次回は28歳で歯列矯正に踏み切った私の具体的な矯正方法や費用、矯正の期間についてなどなど…今の先生から聞いて分かったことを共有していきたいと思います!!


~つづく~


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