第55定例会「雪」

担当：ちょこれもん(@choco_create)／編集：氷翼鶏(@elvsion8)

※掲載イラストの著作権はそれぞれ作者にあります。
当アカウントにて掲載しているすべての著作物において、
無断転載など著作権侵害に当たる行為は一切禁止致します。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　暦の上では立春を過ぎ、三寒四温を繰り返し徐々に春を迎える時期となりました。令和ちゃんは6年目になれど、まだ気温調整がうまくできないようで寒暖差の振れ幅がえぐい。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
　題ドロ部の２月度お題、「雪」筆者は雪国と無縁のため、非常に特別感のある冬の代名詞です。
各々が幅広い解釈で描いた力作の数々、とくとご覧あれ。
（以下敬称略）

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

①ちょこれもん(@choco_create)

＜作者のコメント＞
　クソガキなので雪降ったらぎゃあぎゃあ騒ぎます。そんな歌です。
　これ作った次の日から二日連続そこそこ強めの雪が降った。
描きゃあ出る(何が？)

＜みんなのコメント＞
　出たよちょこれもんさんの「どうしてこんなに大きくなっちゃったんですかー！？」作品。
お忙しいのに本当にいつもどうして全部音楽も絵も動画もやってしまった作品が出てくるんですかね……？時間の使い方がうますぎて尊敬しかないです。
　個人的に結構ちょこれもんさんの曲が好きなんですが、この「年を食えば忘れてしまうこと」を詰め込まれたような、そんなノスタルジックな感じがいいですよね。まあ、今でも雪が降ると犬のように喜ぶ私ですが。
　たまには純真な心にもどるのもいいですよね。
――― sak

　2週間でこれを…⁉という、夏のテーマに続いいてまたもやPVを拝ませていただきました…。
　曲、歌詞に少なくない枚数のイラスト素材、テロップを始めとした動画編集と、 作業コストが検討もつかないですし、そもそもこうした1本の動画を作成する企画構想力もすごすぎます。
　何より、どちらのPVも季節の情景にぴったりで胸をきゅっと締め付けられるような、 美しくて甘酸っぱい感情を呼び起こされます。
と同時に、この純粋な感性を失いたくない、と強く思ってしまう程度にはすでに失いかけていることに気づいて切なくなってしまう気もします…。
　この人生の哀愁を、音楽、動画として表現できることがただただすごいです！
――― 秋日和

　来ましたよ、最早ちょこれもんさん十八番と言っても差し支えないMV。
朝起きぬけの雪はやはり少しワクワクするものです。
　しかし作詞作曲イラスト全部俺ができる人がこんなに近くにいるなんていまだに実感がわかんですよ。雲の上とはまさにこのこと。
　四季がテーマだそうなのでこれからも発表を全裸待機してますね！！
――― 氷翼鶏

　あの短期間で又もやクオリティ高いの持ってきた！！
　雪＝ジングルですがアップテンポなのですごく元気で明るい雰囲気！！
メロディも軽やかでステップを踏め そうです！
　MVの見せ方も毎回凝ってて尊敬です…。これは残りの春と秋の作品も待ち遠しい限りですね！
――― アディ

--------------------------------------------------------------------------------------

②sak(@sak_daidoro)

＜作者のコメント＞
　まーたやってしまいました。この時期寒いからね。こういう作品しか書けないのかもしれないですね。
　私としては珍しく一枚だけなのですが、本当に書きたいところだけを書きました。含みもたくさんもたせました。
なので、彼らの生い立ちとか、いままで何をしていたのかとか、誰を待っているのかとか、結局二人はどうなったのかとか、そういったところは是非それぞれでお考えいただいて教えてもらえたら嬉しいなと思ったり。
　ところで、含みのある作品って基本的に賛否両論になるイメージが強いのですが、その中の意見として「で、結局正解は？」という声を聴くことがあります。正解って、この世界にあるんですかね。ある作品も勿論あって、すっきりするしそういう作品も大好きなんですけど。
含みのある作品は、書かれていたことからあなたが導き出したその結末が正解でいいんじゃないかなあと思ったり。そしてその導き出した結末があなたの性癖なんだろうなって思います。
つまりこれを読んで死ネタに持って行った人、それがあなたの性癖です。

＜みんなのコメント＞
　「ぺぇな！」と思わず声が出た。sakさんといえばの世界観。
　とあるゲームの受け売りですが「死は絶対だ。安易に打ち消されるものであっては ならない」というセリフがあるのですが、sakさんの作品には随所にそれがみられて個人的にすごくうれしい(？)です。
　小説がゆえに、具体的なものの想像が読み手にゆだねられるところもニクいですね。
――― ちょこれもん

　1ページでこれだけの深い愛と曇らせを見せられるとは…お見それいたしました…。
この二人の身に何があったのか、またこの二人の運命が世界に何をもたらすのか、あるいはもたらさないのか…。そういった物語を想像させつつも、それを圧倒する美死さがこの1シーンに詰め込まれている気がします。
　近年いろいろな二次創作界隈でも目にする機会が多くなっている「曇らせ」（個人の感想です）。 やはり、命を賭した想いは何よりも強い輝きを放つと同時に生き残った者に深い呪いを残します。
これを想像（物語）の中で味わえるのはオタクの、人間の特権なのではないかと思います。
　これの派生形の一つが「種族差による寿命の違いもの」で、運命的に残酷な曇らせの定番の一つであると同時に、 だからこそ今作のような同種族かつ年齢・境遇が近しいからこそ一層運命の残酷さを感じさせられる曇らせにも 心を狂わされます。
　こんなに世界が残酷なら、愛する者同士は共に果てた方が幸せなのか、あるいは片割れの思いを背負って2人分生きるべきなのか…。
あくまでも物語（フィクション）の中でですが、命や幸せに対する根源的な哲学だと思います。
――― 秋日和

　いやーいい話だなぁ→ｲｲﾊﾅｼｶﾅｧ?→おう、やっぱりちんどるやんけ。となりました。
一瞬ニー〇の話してるのかと思ったぞ。
これ小さいほうが次の日普通に起きたら悲劇とかいうレベルじゃないんだが？ ぜひイラストにおこしてほしいですね！（？）
――― 氷翼鶏

　読了後の一言「え、死ネタですか？？」 これ勝手にショタ兄弟に変換して読んだんです けど勝手に泣きそうになりました。
だってこういうシチュ系弱いんだもんよ～～泣
頼む寝るな生きろ命…死ぬな命…ってなりました。
　後から来た長兄は眠る二人の弟を見てどう思うのか… いや地獄しかみねぇよ…三兄弟で末永く幸せになれよなって欲しいです救いをください次回作期待
――― アディ

--------------------------------------------------------------------------------------

③秋日和(@autumnhiyori)

＜作者のコメント＞
　今回はほとんど初めて、起承転結でネタを用意した4コマ漫画に挑戦しました。（といっても属性キャラのド定番ネタですが…）
属性ネタは関係性や特徴を出しやすいので、うちの子属性シリーズはまた登場させたいです。
　正直な感想として、そもそも4コマに収めて成立するネタを考えるのも一苦労ですし、 ネタができてもそれをそれぞれのコマでどう描写するかでいくらでも考えるべきことが あるので、コマ割りの決まっている4コマですら難しすぎる…と思いました。
一枚絵でもあれだけ悩む構図・ポーズ・アングルを、テンポ感を考慮しながら各コマに 入れないといけないとは…。つくづく、漫画は一人総合芸術（監督・脚本・撮影・効果音・編集・役者・衣装・大道具・小道具・背景美術、ロケーションそのほか作品に関わる全部）だと思います。
逆になぜ（特に日本で）漫画を描ける方が当たり前のようにたくさん存在するのか疑問です。
　改めて、漫画を描ける方・漫画とイラストを両方描ける方・クオリティの高いイラストをハイペースで描ける方への 畏敬の念が増す経験となりました。

＜みんなのコメント＞
　フルカラーの漫画、ほんまか。Xでバズって流れてくるやつやん。
　属性キャラいいっすね。マルファちゃんの天真爛漫とマキュライトちゃんの冷静沈着感がいい対比になっててすき。二次創作の捗りそうなCPですね。
　オリキャラを作るのってあれもこれも考えないといけない気がしてなかなか敷居が高いのですが、秋日和さんをはじめ題ドロの方々は本当に息を吐くように生み出していきますね……。ただただ尊敬です。 定期的に見てみたいオリキャラです。
――― ちょこれもん

　とうとう日和さんも4コマデビューですか……おめでとうございます（？） しかもミニキャラじゃないから作画コストも結構お高めというありがたい作品です。お疲れ様でした。
　創作って生み出す時点で大変なのに、漫画に至っては絵も描かないといけないしシナリオもいるし、見せ方もあるしと考えることが多すぎて大変なイメージがありますが、それをここまで完成させて持ってくるあたりが凄すぎて…これからも是非彼女たちのシリーズ作品が見れることを楽しみにしております！
―――sak

　漫画とかいう作画量お化けをお出しされて驚きました。そしてミニキャラじゃないとか正気か？と思いました。（ほめてる）
　話題がかわいいですね。以前の「ガワ」回でお披露目されたキャラを早速使いこなしてコミカルな一本に仕上がっていると思います。 他の子たちの話も見たいですね！！
――― 氷翼鶏

　うお～～！！四コマ漫画！！！しかも以前お題に出た5大元素Vライバーの子達じゃないですかテンション爆上げですかわいいね～～！！！
　マルファちゃんの元気溌剌とした性格とマキュライト ちゃんの大人しくもやるときはやる性格is好き。
マルファちゃんとマキュライトちゃん、互い振り回したり振り回されたりして欲しいですね～～！！！
――― アディ

--------------------------------------------------------------------------------------

④氷翼鶏(@elvsion8)

＜作者のコメント＞
　鳥シリーズからヒガノさんをお呼びしました。
　自分にしちゃかなり露出の高いキャラなんで描きなれてないったらありゃしなかったんですが、やはり暗めの画面ともなると肌色が欲しいにゃあととても感じました。

＜みんなのコメント＞
　ぎゃんかわ。すき。
キャラデザの秀逸さが毎度光りますね。鈴を髪につけていたり、手に雪が描かれていたり。和装の雪の少女っていうのが個人的にだいすきなのでありがとうございます（？）
　ロング髪の質感がうまく描けないので、団長さんの描かれ方をよく参考に するのですが、やっぱわかんない。
一からきちんと勉強したほうがええんやろなあ。
――― ちょこれもん

　鳩の君じゃないですかー！！！ 鶴の君と主人公達はよく出てくるので、違うキャラが見れたのも嬉しいところです。
　いつも思うんですけど自分背景下手くそなので背景描ける人本当に尊敬します。明け方くらいの散歩で「今日は寒いですね」とか言われたら恋が始まりそう。
いつものことですが、団長の絵は雰囲気があっていいですよね。すっごく明るいって感じではなくて、落ち着いてて安定した感じが好きです。
――― sak

　ふつくしい…映画・アニメやゲームでこんなカット（スチル）に出会ってしまったら、 間違いなく感動してしまいます。
逆光を浴びながら笑顔で手を差し伸べる少女のシーンが、運命的な描写でないことがあるだろうか、いやない（反語）
　始めは後ろ姿で、こちらの存在に気づいて振り向いた瞬間だと想像すると、なお心に響きます。
　ここからも妄想ですが、このシーンは、物語の最初の出会いの瞬間だと想像しても最高ですし、 紆余曲折を経た物語のラストシーンだと想像しても最高です。
同じイラストでも、その二つの最も大きな違いはこの笑顔に込められる思いでしょうか。
　そして、一番エモいであろうのが、出会いとラストで同じカット（スチル）や同じ構図のイラストが使われるパターンだと思います。オタクは伏線（タイトル）回収が狂おしいほどすきなのです…。
――― 秋日和

　鳩のお姉ちゃんだ～～！！かわいい～～！！！
後ろの背景も相まって幻想的な雰囲気ですね！ 暖かい飲み物でも飲みながら談笑とか…風情 ありますねぇ…なんかスチル絵でありそう。
　ヒガノさんもいっぱい見たいですね、わちゃっててほしいし口癖は「あらあら、うふふ」でいて欲しい。
ほのぼの漫画の1シーンの様で心がほんわり温まるイラストでした！
――― アディ

--------------------------------------------------------------------------------------

⑤アディ(@now59370741)

＜作者のコメント＞
　やっぱ雪国シリーズ描かないとなぁ！（使命感）となり、 前々から描きたかったというか見たかった構図に挑戦しました。
　パースが意味分からんくて描き直そうとしたん ですけど、諦めたくなくて背景やら素材持ってきて半日で仕上げました。
　教訓はもっと計画性を立てる事、です 。（自戒）

＜みんなのコメント＞
　キ〇ノブルーならぬアディブルー、とても幻想的な世界です。
少し暗い画面の配色に窓からしんしんと降る雪を眺める構図、 まるで映画のワンシーンですね。この時期に立っている針葉樹の緑に生命力も感じます。
　お城のような建物、作画コストがとても高そう。背景を描かない（かけない）自分からすると画面の情報量が多くて非常に素晴らしいなと感じます。　
　しかし持っている絵柄の幅が広いな……。
――― ちょこれもん

　待ってましたシリーズの追加。これみよがしに来ると思ったぜ。
建物のパースがまじ大変とのことでしたが本当によく頑張りました…お疲れ様でした。
　夜更けに「まだやまないね」って外を眺めているんですかね。アディさんの持ってくる世界観は大体綺麗でしずかなイメージがある（たまに意味わからんくらい破壊力あるやつ入れてくるけど）ので、そういった雰囲気がすごく出てていいなあと思ったり。
　あとその毛並みちょっとモフらせてもらってもいいですかね？
――― sak

　映画のワンシーンかポスターのような、美しく奥深い一枚ですね…！
窓から外を眺めているキャラクターのイラストは、「何を考えているのだろう」という内面世界の広がりと、「そこからどんな景色が見えるのだろう」という絵の中の世界の広がりの相乗効果で、非常に想像をかき立てられます。
　手前の木ときらきら輝きながら降る雪、豪華な壁面と窓、建物の中のキャラクター達と、近・中・遠三つそろっているとやはり奥行き感がすごいです。 自分もこんなにエモいイラストを描きたい！と思わせられました！
――― 秋日和

　背景込みの一枚絵で手の込んだ一枚だなぁという印象。
隣に佇む狼？に抱き着いたらちょうどいい塩梅の暖が取れそう。
　やはり背景が入ると人物の背景も見えてきて味のある一枚になりますね。 この雪国世界線もまだまだ未完成ということなので、今後の発展に注目していきたいですね！！
――― 氷翼鶏

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　いかがでしたでしょうか。
一口に雪といっても「悲しみ」「温かみ」「わくわく」 「幻想的」など、こうまで幅広く捉えられる事物ってなかなかないんじゃないかな。
　次回のお題も非常にワクワクしそうです。
今年初めての雪見だいふくを片手に、 来月の作業をはじめましょうか。