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情報1:「本質的な問い」を意識して目標を作る

こんにちは。高校で情報の先生をしていますTakitoです。
ご高覧いただきありがとうございます。
今年度は自分の授業も記していこうと思っています。今回は初回の授業ガイダンスで生徒に提示する情報1の目標について記します。

昨年度までは情報1の目標を「様々な問題解決のやり方を学ぶ」と示していました。これはこれで間違っていないとは思います。
ただ、もっと生徒の主体的で深い学びを誘発するような目標にしたいと考え、いろいろと調べた結果「本質的な問い」に辿り着きました。

本質的な問いとは「唯一の答えがなく、何度も答えを考えることができる」「思考を深めたり広げたりできる」という特徴を持った、学習者の探求を導くことができる問いです。例えば「豊臣秀吉が天下統一ができた理由は何か」は本質的な問い、逆に「天下統一を果たした武将は誰か」は本質的な問いとは言えません。

この本質的な問いを考慮して、今年の情報1の目標を「自信をもって情報社会で生きるためにはどうすると良いかを見つける」に設定しました。
「生きる」ことは問題解決の連続です。様々な問題解決を学ぶ中で、生徒それぞれがそれぞれの着目点で答えを見つけてほしいと思います。
また、あえて「自信をもって」という言葉を入れました。これは本校の教育目標が理由です。本校の教育目標の根底に「確かな自己肯定感」があります。「自信」を明言することで、自己肯定感も意識してくれれば良いな、という思いです。
生徒の答えは1年の最後に発表してもらう予定です。


一体どんな感じになるのか、ワクワクが半分、不安も半分。


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