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川崎に行って思ったこと〜格差は残酷〜

今日は暇だったので川崎に行って競輪場まで散歩してみましたが、そこで目にしたものはまさにこの世の残酷さでした。

というのも競輪場から出てくる人たちの負のオーラが凄まじかったんですよね。
ホームレスのような人だったり、大負けしてしまったのか絶望した表情で地べたに座り込むような人もいました。

ギャンブルの基本的な仕組みはマイナスサムゲームです。
胴元が何%か金を持って行ったあとの金をギャンブルの参加者たちで奪い合うのです。
たまに勝つことはあっても胴元に金を持って行かれているので期待値的には損をしてしまいます。
そしてサイコロを回せば回すほど6の目が出た割合は6分の1になるように試行回数が増えるほど結果は期待値に近づいていきます。
つまりギャンブル中毒者はほぼ必ず損をする運命にあるのです。

彼らもそのことは知っているのでしょうが脳みそを焼かれてしまっていてやめられなくなってしまっているのでしょう。
延々と損をするゲームに参加してしまう地獄のような状態ですね。

また競輪場の近くにはキャバクラや飲み屋が大量にありました。
勝った人の金をその日のうちに吸い取るシステムが作られてしまっているのも恐ろしいです。
ギャンブルで勝ったらパーッと飲んでお姉ちゃんと遊べる。
それが脳みそに染み付いてしまったらおかしくなってしまうのでしょうね。

おそらくギャンブル中毒者の日々の生活のストレスは凄まじいものがあるでしょう。
ホームレスや歳をとっても肉体労働をさせられていたら当然です。
そしてそういう仕事は大した給料ももらえないはずです。
そうなってくると一発逆転を狙ってギャンブルをしたくなる気持ちもわかります。
ですがギャンブルは期待値的に損するゲームですから、ますます貧乏になってしまいます。

そうしたスパイラルに陥って人生崩壊してしまったであろう負のオーラを漂わせた人たちを見てこの社会の恐ろしさを改めて感じました。

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