英検1級面接トピック 賛成か反対か

英検1級の面接で、5つのトピックから選んでそれについて賛成か反対かなどのスピーチを2分間行うわけですが、基本的にはトピックに対して賛成の立場であろうと反対の立場であろうと、面接官との主義思想とは関係なく採点には勿論影響はないのですが、学習者目線で言うと、やはり本心ではない意見を2分のショートスピーチと4分くらいのQ&Aをぶっ通しで言うのはしんどかろうと思います。自分は作成した100種類以上の面接用スピーチカードは、全部自分の主義主張に沿うものにしました。

植田一三さんの『面接大特訓』でも、ジャパンタイムズの『英検1級 英作文完全制覇』でも、全て自分の主義主張に沿うものだけを選んでスピーチに臨みました。でないと、用意したスピーチの中身がなかなか頭に定着してくれないんですよね。原発の話題に関してのみ多少迷ったくらいです。『面接大特訓』の原発の項目、原発のメリットの説得力がかなり高いなと感じたのでどうしようかなとは思ったんですが、結局は反対の立場を通すことにしました。自分の本音とは違うことを覚えたり、面接の場で喋るのに何の抵抗もない人は、喋りやすい方を選べばいいと思います。

ただどちらの立場で意見を述べるにしても、必ずメリット・デメリット両方を熟知した上で(喋れる準備をキッチリして)面接に臨んで下さい。ですから、可能であれば200字前後のスピーチカードに加えて、スピーチの根拠の数に応じて2〜3倍の字数のQ&A用のスピーチカードを用意するのが望ましいです(トータルで600〜800字程の情報量を覚えて初めて、まともなスピーチとQ&Aがこなせるようになると思います)。絶っっっ対面接官からカウンター質問を喰らうからです。自分と反対意見のメリットもほんの少し触れつつ(面接官の意見を尊重しつつ)、自分の意見の方がメリットで上回ると最終的に結んで下さい。反対意見について触れることなく自分の意見だけを一方的に言うだけだと、インタラクションで9〜10点を取るのは難しいです。

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