楽して英検1級合格(1次試験のみ)は可能

英語力ゼロから短期間で英検1級合格を謳うのははっきり言って詐欺で嘘っぱちですけど、英検1級の1次試験に限っては楽して合格するのは可能だと思います。自分自身、英検1級1次試験に合格する前の数ヶ月間(いわゆる英検1級に特化した勉強スタイル)何をやっていたかと言えば、毎日コツコツやっていたのは語彙とエッセイ対策くらい(語彙が7〜8割)。他の分野が得意だからという理由で他をやらなかったわけではありません。何で語彙ばかりガリガリやっていたかといえば、一言「楽。」だからです。だって語彙問題って基本考えなくていいんですよ。語彙問題とはいえ、文章読まなくちゃダメじゃん!と言われると思うんですけど、数百問以上こなせば分かりますよ、あれ。何が分かるかというと、問題文と選択肢を見た瞬間に使われている単語をいくつか見れば、「ああ、答えこれだ」って。単語と単語の関係って相性なんですよ、基本的に。corroborate「〜を裏付ける」って目に付いたら、大抵は「警察」とか「証言」とか「アリバイ」とかに関連する単語が必ず出てくるんで、文章をろくに読まないで解答できる問題はかなりあります。文章をしっかり読まないと解けない問題もあるのでそれはしっかり読まないとダメですけど、大抵は上記のやり方で全部読まなくても解けます。

長文問題に関しては、しっかりと英文解釈関連の参考書で数冊仕上げれば、後は過去問のみをたまにやるだけで十分です。多読なんて一切必要ありません。自分は合格するまでに一切多読はしていません。フルタイムで働く社会人であったのもありますけど、無職であったとしても多読はしません。兎にも角にも多読に感心がないからです。読書そのものへの関心が薄いというのが大きな理由です(そのかわり、新聞や雑誌の記事は毎日ネット経由でよく読みます)。本読むのって集中力要るからめんどくさいんですよね。ですから自分の場合は洋書はもちろんのこと、日本語の本でもめんどくさいのでほぼ読みません(昔は新書を何冊も買って読んでましたけど、今はしていません)。でも、読解問題は普通に正解できます。合格した2019.2回の大問3の10問では9問正解してます(どんなに悪くても7〜8問は正解できてます)。英文解釈本をしっかりこなして基礎力さえ身につけていれば、多読なんて一切必要ありません。多読に時間を割けば、長文問題10回やって10回とも満点取れるレベルに近付けるかもしれませんが、最低1回の合格で十分という方が大半だと思うので、長文問題10回やって10回とも10問中8〜9個正解であれば普通の人には十分です。ただし、10問中4個も5個も長文で不正解になる方は、さすがにその状態だとダメダメ過ぎるので、語彙の増強に加えて、過去問の長文だけでなく、いろんな文章を読む必要があるのかなとは思います。繰り返しますが、長文で10問中8問くらいを毎回正解できる人は、長文問題においては実力的に十分なので、多読は一切必要ありません。他の苦手な分野に注力して下さい。

た だ し。

英検1級の面接だけは「楽に」というのは一切通用しません。留学や英会話学校等に一切頼らない(頼りたくない)国内完全独学組にとっては、並大抵の努力では合格できません。ほとんど読みオンリーでたまに気休め程度のリスニング…みたいな英語学習者は「人生でこんなに努力したの初めて」っていうくらいの努力をしないと、英検1級二次試験には絶対に合格できません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?