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社会人2年目の教科書

「あいつ1年目は活躍したけど、それからあんまり活躍してないよな。」

なんてことを言われる人は実は、結構います。
こうなってしまう人は、社会人2年目の落とし穴を知らずにハマってるからかもしれません。

実は、1年目と同じ気持ちのまま、社会人2年目以降を過ごすと落とし穴にハマってしまいます。

世の中では、社会人1年目の教科書についてはたくさんの話があります。
これは、それだけみんなが大きな環境の変化に対して意識をしているからです。

しかし1番気をつけるべきは、社会人2年目だと思います。なぜならば、あなたが気づかない間に周りがあなたに求めることが変わっているからです。
気づけないことは、修正しようもないから大変です。

今回の話は、社会人2年目の落とし穴にはまらないために大事にすべき3つのスタンスについてです。

自分自身や周りの同世代をみていて感じたことを元に書いております。

実は、自分への戒めだったりします。

なるべく職種や業界、会社を問わず使えることを書きました。
IT系は早熟な成長が求められやすいので、業界や会社によっては2年目ではなく社会人5年目の落とし穴かもしれません。

そこらへんはご自身の業界や会社に当てはめてみてください。

それではいきましょー!

(1)会社はあなたを成長させてくれない。

1年目は研修がたくさんありいわゆるお勉強の期間です。
分からないことがあって聞けば教えてくれるし、できなくても周りが助けてくれることが多いです。
実際、私の場合もそうでした。
例えばプロダクトグループに異動したときは、会社のお金でプログラミングを学ばせてもらえたし、営業ロープレはたくさんの先輩が面倒を見てくれました。

これは会社からみて、あなたが投資対象だからです。

しかし2年目になると投資回収期間が始まります。
もちろん会社によって2年目からなのか3年目からなのかは異なるかもしれないです。

しかし、ビジネスマンとしてお金をもらっている相手に対して価値還元することは当たり前です。
還元するとは、利益を生み出すかコストを減らすかのどちらかです。直接的か間接的は関係ありません。

1年目みたいにお金をもらって会社が成長させてくれると思っていると大間違いです。
そんな期間は超ラッキー期間だと思ってください。

会社が与えてくれるのは、会社に価値還元をするチャンスです。それを成長に変えることができるかどうかはあなた次第です。

(2)上司は営業先だと思え

これは実際に自分の元上司から教えてもらったことです。

上司は一番身近に、たくさんのコミュニケーションを取る相手かつ、あなたを成長させる役割を持った人です。だからといって、精神的に上司に頼ってはいけません。

1年目であれば、「次はなにしたらいいですか?」みたいな質問をしても、丁寧に教えてくれるかもしれません。

2年目でも同じことをしていたら危険です。
仕事できない人の烙印が押される可能性が高いです。

相談するときは自分なりに仮説を持って、それを元に上司に相談することが必要です。仕事ができる人が質問するときは、上司がYesかNoで答えることができる質問をしています。

上司はあなたの保護者ではありません。
上司は営業先だと思うくらいの気持ちで、コミュニケーションを取りましょう。

(3)なんとなくでプライベートの時間を過ごさない

社会人2年目になると、プライベートで時間とお金に余裕が出てきて色んな遊びや趣味を始める人が多いです。

ここで注意なポイントが、なんとなくでプライベートの時間を過ごすことです。

大事なのは社会人2年目もめちゃめちゃ仕事をしろということではありません。いろいろな体験をすることは、仕事にもとても活きてきます。

例えば、営業であれば飲み会をたくさんするのも良いと思います。
これは営業スキルに非常に生きることが多いです。
飲み会でコミュニケーションをとるのは古いというようなことを言う人います。それは正しいのですが、取引先の人と仕事以外の話をするタイミングは非常に大事かつそのタイミングは飲み会が多いです。

なぜならば、ビジネスで契約するときは、最終的には信用できるかどうかがすごく大事です。そして、信用していい人がどうかというのは、仕事以外の話で感じることが多いのです。(僕は1年目はここをわかっていませんでした)

企画職の場合だと、色々な作品を見ることも良いでしょう。

・どうやったら人が感動するのかなぜ自分が感動するのか?
・人は何にお金を払うのか?

上記のことを考えることが企画職では非常に大事です。
その上で自分が知らないことを積極的に体験し、そこで得た知見を転用して、本業に活かすことは大いにあります。

このように、仕事以外のことをするのも大事です。

土日も会社に行って資料を作れば 、いい仕事が必ずできるわけではありません。

大事なことは、プライベートを何のためにその遊びをするのか?なぜ仕事をするのか?など自分なりの考えを持つことです。

ただなんとなくいつもの友達と飲んで昔話をする。
これは無駄な時間を過ごしてしまうことになるかもしれません。
(たまにはいいけどね)


(おまけ)社外での尊敬できる先輩を持つ

これはスタンスではありませんが、大事だと思うので、おまけで書きます。

会社員として働くと、自分が関わる人の多くは同じ会社の人になります。

しかし同じ会社の人ばかりと話をすると新しい刺激や異なる視点にふれる機会が少なくなります。

結果、「会社の基準=自分の基準」になります。

これはまずいです。

世の中にはすごい人がたくさんいます。特に起業家と呼ばれる人たちはびっくりするようなスピードで新しいアイデアや情報を獲得しています。

その人たちの行動や考え方から刺激を受け自分をアップデートしていくことは、ビジネスを楽しむ上でとても大事です。

ではなぜ社会人2年目に必要なのでしょうか?

それは、2年目になると少しずつ余裕が出てくることで、自分のスタンスと周りの人のスタンスを比較することができるようになるからです。
社会人1年目は仕事の経験がなく、新しい仕事覚えるのに必死なことが多いです。

そのため、

・周りの先輩社会人がどういうスタンスで仕事をしているのか?
・そのスタンスが自分とマッチしているものなのか?

こういったことを判断することが自体が難しいです。

是非、自分が尊敬できる社外の先輩を少なくとも1人見つけてみてください。


終わりに

個人的には仕事とは自分の人生を豊かにしてくれるためのものだと思います。

その仕事をただお金をもらうためにするのか?
人生を豊かにするためにするのか?

それは2年目以降の自分の仕事へのスタンスによって決まると思います。

もうすぐ1年目が終わり2年目になる皆さんのお役に立てば光栄です。

私もがんばります。


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