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行動力がある人の盲点

よく考えてから行動するタイプ。行動してみてから考えるタイプ。そんなカテゴライズをして、自分がどちらに当てはまるのかという話はしたことがあると思う。

ぼくは後者だ。まずやってみる。

前職の社長が「石橋を叩かずに渡って、一度落ちる。そこからなんとかはい上がってなんとか向こう岸にたどりつく」とブログに書いていた。
ぼくは「石橋を叩かずに渡って、一度落ちる。」には共感ができるが「そこからなんとかはい上がってなんとか向こう岸にたどりつく」感覚があまりない。

ぼくの場合は「石橋を叩かずに渡って、一度落ちる。水に流され、次の橋がきたらしがみつく」といったほうが近い。映像としてとらえると、躍動感があって、頑張ってもがいているように見える。これが「行動力があるね」と認識されるゆえんだろう。おそらくタイプはどちらも行動派として間違いない。ただ、決定的な違いがあるとすれば、はい上がるすべを模索し、実行するかという点だ。

行動力、と一言で表しているが、根本的に違う。
前職社長は、対岸に渡るために学び、次なる挑戦を実行する。
僕は、対岸に向かっているかはわからないが、とりあえずもがく。
といった具合だ。つまり、行動力はどちらもあるが、その行動を振り返って学びを得て、目的に向かって次なる行動に移しているか、という点が根っこから異なるのだ。

挑戦には失敗がつきものだ。と言ったものだが、まずはその失敗を正確に認めることから学びは始まる。橋から落ちたことを認めなければ、はい上がる方法など思いつくはずもなく、まして、対岸にたどりつけるわけなどないのだ。

「行動力があるね」と言われる人は要注意だ。
あなたは、前進しているようで、流されてはいないだろうか。

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