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『無策』という策 実力診断テスト振り返り(中山夏月姫)

こんばんは、ダイチです。

ハロプロ研修生の年に一度のイベント、実力診断テストが終わりました。

今年はネット配信ということで今までとは勝手が違いました。そのあたりも含めて振り返っていこうぜ。

1. 中山夏月姫(涙の色/°C-ute)

先頭ということで、それだけでも絶望的なのに歌の上手さは絶望的。でもファン人気はずっとナンバーワンという中山夏月姫ちゃんです。

人気ナンバーワンということもあって、今までの実力診断テストではランドセルを携えて来たり、早着替えを見せたりと、その低過ぎるスキルに目をつむれるくらいには、独自の策を打ってステージを魅了して来ました。

しかし、人気の割に票数は伸びません。このイベントは人気投票ではないと、しつこいくらいにスタッフ陣から釘打ちされているからです。人気投票だったら間違いなく1番であろうに…。

そうして迎えた4回目の実力診断テストでした。

では4回目はどう立ち向かったのか。それは、「無策」という策でした。

つまり、スキルで勝負です。

歌えない夏月姫ちゃんがどうやって勝つというのでしょうか。でも戦うって、そういうことだと思いました。

夏月姫ちゃんが人気メンだったのは、失礼を承知で言うと彼女の生まれ持った才能でしかなかった。一方でスキルはほとんどない。そんな彼女がその才能で勝負するのは当然です。スキルで勝負しないのは、逃げているということではない。

ですが、苦手を乗り越えていかないと道は拓かれない。そういうところもあります。たまたま持っていた「人が持っていないもの」は、それで人気になってしまうだけに捨てたくても捨てられないもどかしさがあったのだろうと思いました。

選曲、衣装、ステージングはもちろんやります。才能が光ります。けれども、今回はスキルで勝負する。歌ってやる。その思いが多くのファンに届き、票数もいつも以上に伸びたのではないでしょうか。

私も入れました。夏月姫ちゃんにデビューして欲しいと思ったからです。賛否両論あるかもしれませんが、デビューして欲しいと思うのは、もう実力があると思ってもいいと考えています。

そして想いはファンだけではなく、審査員の鈴木愛理さんにも届き、「鈴木愛理賞」獲得につながりました。

実は夏月姫ちゃん、幼い頃の鈴木愛理ちゃんに似ているとの声があります。まあ、ほんまにこれは似てると思います。

その愛理ちゃんから、°C-uteの曲を歌い上げての賞受賞。来年以降はないであろう鈴木愛理賞は、夏月姫ちゃんにとってはベストパフォーマンス賞に値するほどの努力の証となったのではないでしょうか。

よくやり切ったと思います。おめでとう!

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