見出し画像

湧くからに流るるからに春の水 〜8泊9日九州一人旅6日目〜

「寒い季節の空気をためておいて、夏に放出できたらな〜」という発想は、誰しもが子供の頃に一度は経験していると信じているDaichiです。

この日の舞台は九州の西側、熊本県であります。

▼海の天主堂・崎津教会

この日最初の目的地は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産になっている崎津教会です。

本当にこの道で正しいのだろうかと疑心暗鬼になるほどの田舎道を進むと、教会そしてそれを取り囲む集落が現れます。

足を踏み入れると、観光案内をしているおばあちゃんたちがパンフレットをくれます。資料館では潜伏キリシタンが外部からバレぬよういかにして信仰を行っていたかを学ぶことができました。

ちなみに、印象的だったのが公衆トイレの清潔さです。港区よりよっぽどきれいなのです。ここは立派な観光地なのだと、そのときに確信しました。

画像1

↑慎ましい木造の教会。海沿いを進むと、海を臨むマリア像を見ることも出来ます。

▼白く美しい大江教会

続いても世界遺産となっている大江教会です。
崎津教会が海沿いにあるのに対し、大江教会は山を登ったところにあります。

こちらはCOVID-19の影響で内部に入れなかったので、写真撮影のみ。車一台分しか通れない狭い道に停車したので、猛ダッシュで走り抜けたのが思い出です。

画像2

↑空の青、山の緑、教会の白。オレってこんなに撮影のセンスあったか?
#左下のペールオレンジ

▼上天草市の天草四郎ミュージアム

ここまでハイペースで巡ることができていたので、天草四郎ミュージアムにちょっと寄り道。

有名な天草・島原の戦いに関する詳細な記述はもちろん、南蛮文化の影響の見られる史料などがあるため素敵です。地元の芸術家の絵も飾ってありました。サクッと楽しむのにちょうど良さそうです。

画像3

↑さあみんなも、上天草市で天草四郎を知ろう。

▼肥後細川藩が誇る水前寺成趣園

予定よりも早く熊本市に突入です。
私がこのたびで最も楽しみにしていた庭園が水前寺成趣園。

暑い夏の日でも心を癒やしてくれる存在です。
17世紀に作られた庭園とあって、園内にある記念碑・句碑・歌碑などから大変歴史を感じることができます。

帰り際にはいきなり団子を食しました。
結構美味しいのでおすすめです。

画像4

↑何度見ても素敵。

▼難攻不落の熊本城

この日最後の目的地は、加藤清正公によって築城された熊本城。
日本三名城の一つに数えられることもあるほどの立派なお城です。

皆様ご存知のとおり、熊本城は平成28年熊本地震で大変な被害を受けました。
1877年の西南戦争でも堕ちなかった城が、地震で崩壊したことからも、自然の力の大きさを感じさせられます。
しかし、地震があるような地形だからこそ得られる恩恵もあるわけです。災害に備えつつも、自然に感謝しながら私は生きていきます。

画像5

↑現在は遠くから眺めることしか出来ません。復興した後にまた訪れます。
#熊本に住みたい
#九州に3つある政令指定都市といえば
#福岡市
#北九州市と
#熊本市
#みんはや

▼郷土料理・太平燕

最後に食事の紹介をします。
熊本といえば、いきなり団子、辛子蓮根など、様々な郷土料理が浮かびますよね。
その中で今回は太平燕(タイピーエン)を頂きました。

訪れたのは熊本出身の友達が教えてくれた紅蘭亭というお店。
ホームページを見ると「すべての旅人へ」との文字。好きです。

とても暑い日で喉がカラカラだったので、たくさんお冷を頂きました。ごちそうさまでした。

画像6

↑見た目通りの味です。
#半年前なので味の記憶が薄い

▼旅の総括―歴史ある街熊本

この日は熊本の歴史、特に江戸時代にフォーカスできた1日だったと思います。
肥後熊本の細川氏がいかに栄えていたかを、庭園や城から垣間見ることが出来ました。
この系譜から平成の細川護熙内閣誕生、55年体制の崩壊が生まれてくるわけですから、歴史を紐解いていくことはやはり楽しさがありますね。

今回も最後までお読みくださりありがとうございました。

#国内旅行

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?