とりあえずヴァンクライバーンについて

 久々に書きます。なんだか仕事がややこしくなっていて、ちょっとものを書く余裕をなくしていました。
 第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールのセミファイナルに推しである亀井聖矢君が進出した。私としては、彼のバッハがこれほどいいとは思わなかったのが発見であったが、リストとラフマは最高の出来とは言えない感じであった。
 もはやこのレベルになると、全員素晴らしいピアノを弾くので、優劣をつけることは私にはとてもできない。現地で取材している音楽ライターの高坂はる香さんですら結果に納得できない状況なんだから、結果は「そういうもの」として扱うべきであろうし、結果はその後の出世には大事だが、出場することによるピアニストの成長を重要視するべきものであるのかもしれない。
 ショパコンもそうだが、出場者に日本、韓国、中国が非常に多くて、すでに西欧ではコンクールの価値がそれほどでもないのかなあとも思うところもあったりします。コロナ禍が一応一段落している中、結構コンサートにも行ったので、そのあたりの話しも追い追い書いていこうと思います。
 最近コンサートに行く格好はTシャツにラフなジャケットです。30年前にはかなり気合入れた格好して行かないと浮いたことが嘘みたいに、いろいろと変わっていますねえ。

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