【読書メモ】決定力
意思決定における4つの罠とそれらを回避する4つのプロセスがある
私たちが早急に結論を出してしまうのは、目の前にある情報を重視しすぎ、視界の外にある情報を考慮しないから
意思決定の4つの罠
第一の罠 視野の狭窄
- 選択肢を狭めすぎ、意思決定を白か黒かで見てしまう傾向
第二の罠 確証バイアス
- 直感的に信念を抱いたあと、その信念を裏づける情報を探すという習慣
第三の罠 一時的な感情
- 一時的な感情は視点の切り替えを遅らせ、新しい情報が加わらない
第四の罠 自信過剰
- 私たちは自分が実際以上に未来予想に長けていると思っている
意思決定の4つのプロセス
それぞれが罠に対応している
WRAP
1.(W)選択肢を広げる(Wid Your Options)
2.(R)仮説の現実性を確かめる(Reality Test Your Assumptions)
3.(A)決断の前に距離を置く(Attain Distance Before Deciding)
4.(P)誤りに備える(Prepare To Be Wrong)
この4つのプロセスの中でのいくつかある具体的な手法のうちの急行バージョン
1.(W)広げる
- もうひとつだけ選択肢を検討する(すぐに思いつかない場合は、人脈や簡単なインターネット検索を使って、自分と同じ問題を解決した人を見つけるのも一策)。
2.(R)現実性を確かめる
- あなたの状況の「基準率」(成功率や平均的なスケジュールなど)を教えてくれる専門家にひとりだけ相談する。
3.(A)距離を置く
- 難しい葛藤を解決するには、どの選択肢が核となる優先事項といちばん合致するかを考える。
4.(P)備える
- 未来を“〝幅”〟でとらえる。一時間かけて成功と失敗をシミュレーションし、両方の可能性に備えた計画を立てる
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