【読書メモ】成功する要求仕様 失敗する要求仕様

誰がスケジュールを決めるべきか ?

- 顧客が要求を定義し、開発組織がスケジュールを決めれば、矛盾が出てくる
- 要求とスケジュールは顧客に決めてもらう
- 開発側の仕事は、要求やスケジュールの制約下での成功の見通しについて、顧客が理解できるように手助けすること
- 顧客は、満たす要求を減らしてでもスケジュールどおりにシステムを手にするか、それとも、スケジュールを遅らせてでもすべての要求を満たしたシステムを手にするか、決断を下さなくてはならない
- 開発側は、ファシリテーターとして、顧客がトレードオフをより理解できるよう手助けしなくてはならない


スケジュールが要求を先導する

- スケジュールが要求を決めるべき
- コスト優先設計(Design To Cost)の考え方
- どの要求のサブセットを選べば、大きなリスクをとらずに、スケジュール内に要求を満たせるかを見極めること
- 逆はうまくいかない。最初からあまりに多くの要求があると、結果として、完成日はかならず遅れるもの


リリース間隔はどれぐらいあけるべきか ?

- リリースサイクルは短ければ短いほど、予定通りに提供できる可能性が増す。
- サイクルが長ければ長いほど、提供が遅れてしまいがちになる
- どれだけ注意をはらっても、要求は開発中もやはり変化し続ける

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