DiverDivaの曲を深読みおじさんしたい

初めまして。ディアナと申します。
虹ヶ咲にハマり、絶賛沼に浸かっております。
さて、突然ですがDiverDivaについて考えたい。
というのも、私は今沼の中でも特にDiverDivaにお熱です。
どのくらいお熱かというと、略してDDと書けばいいのに、文字列が美しいからという理由でDiverDivaとわざわざちゃんと書いている、そんなレベルです。
本題。曲が好きだからDiverDivaが好きなのか、DiverDivaが好きだから曲が好きなのか。鶏が先か卵が先か、という感じで、とにかくDiverDivaの曲が好きなんです。
だからDiverDivaの曲を深読みおじさんして、1人でキャッキャしたい。文字に起こしたい。そんな気持ちでこのnoteを書いております。 
ただ、私は文章力が基本的に壊滅的であり、稚拙な文章になってしまいます。それでもよろしければ是非、読んでいただけると幸いです。

この記事を読んでいる時点でDiverDivaの説明は要らないと思いますが、一応メンバーの紹介だけ。

・宮下愛
虹ヶ咲学園の2年生。運動神経が抜群で、様々な部の助っ人として活躍している。ノリの良い性格で面倒見がいいので友達が多い。

・朝香果林
虹ヶ咲学園の3年生。高校生離れしたルックスとプロモーションを持ち、読者モデルをしている。大人っぽい見た目とは裏腹に意外とピュアな一面も。

公式サイトより

では、始めましょう。


『SUPER NOVA』

DiverDiva始まりの曲。ユニット自体のイメージがおそらく宇宙・銀河ということで、これ以降も天体とかその辺の曲が多くなってくる。
曲調としてはEDM。EDM系の場合、メインボーカルは果林、ラップ担当は愛となる。これもユニットイメージの1つということで、基本はこうなってくる。
『SUPER NOVA』自体の話に戻ろう。
歌詞はとても力強く、DiverDiva2人について行きたいが追いつけないほどのパワーや速度を持っている、という感じ。
1人はシンプル完璧人間、1人は努力を怠らない自信家ということで、これを聞けば2人を象徴する「強さ」みたいなものを感じられるのではないか。

『Love Triangle』

DiverDiva、第二の姿。
『SUPER NOVA』とは違い、甘く切ない恋愛模様を描く歌。
基本的にDiverDivaはEDM系か恋愛系の歌になる(例外あり)。ちなみに私は、完璧ともいえるDiverDivaの2人がウブな恋愛の歌を歌っている様子を想像するのが好きなので、比較的こっち側の文章量が多くなる可能性がある。
ということで歌詞について。
タイトルの通り、恋の三角関係を冬の大三角に准えて歌った曲。なんだけど、実は『私』以外の恋の矢印は語られてなかったりする。
あの子(ライバル)は魅力的で、君はあの子に優しくて、2人は完璧で…となって『私』が入る余地なんてない、と1人で深く考え落ち込んでいる様子。
そして注目したいのは『「ただ大好きでいられたな」』という歌詞。ただ一言だけどめっちゃ意味が詰まってる。
あの子の存在を気にせず好きでいたい。
もし君とあの子が付き合ってしまったら、好きの感情を向けるのは後ろめたい。
素直に応援できるか分からない。
色んな感情を一言でまとめるなんて、歌詞を書いた人は天才なんじゃないか、日本語って面白い。他にも考えたい歌詞がある。
『Love Triangle そっと指でなぞり願う
ふたつを囲んで 描くハートマーク
思い… 届いて…』
ここ、三角関係を星に例えているのは、私の願いが叶ってほしいという事なのではないかと推測する。
また、これは完全に『作者さんそこまで考えてないよ』って感じになるが、冬の大三角の1つ、オリオンは狩人であり、君のハートを射止めるから選ばれたんじゃないか、なんてことも邪推したかったりする。キューピッドならもっと都合よかったのに。
ちなみに、『Love Triangle』を日本語になおすと『愛三角形=愛さんかっけー』になる。狙った?

『THE SECRET NiGHT』

歌詞にもある通り、キケンな歌詞。
あなたを求めつつ、私に落ちてしまったらどうなっても知らないよ?という恋の歌。
初めて聴いた時、「媚薬って言葉を使っていいんだ…」というのが素直な感想。
裏を返せば、それだけ情熱的にあなたを求めているということ。よく歌詞を見てみるとかなり過激なことも書いてあったりする。高校生がそんなの歌うなよ。
「媚薬の意味って他にもあったりするのかな?」と調べてみたら普通にセーフティーサーチに引っかかったのは笑った。駄目じゃん。

『Fly into the sky』

この歌詞で注目したいのは
『思い出を指先でスクロールしているんだ』
『四角に収まらない記憶』
『別れてからもメッセージしたね』
辺り。
度々スマホの写真やチャットに関係した歌詞が出てくる。
歌詞の内容自体は確実に青春を謳歌する2人の話。
『四角に収まらない記憶』
というのは、写真のフレームには収まらないほどの君との思い出のことだろう。
『途切れない言葉が溢れちゃう』
と言っているので、数えきれないほどのメッセージを交わして君との青春を過ごしているということでもある。
Aメロで君との「日常」を描いて、サビで「君といたい」趣旨を語る。この流れが2期11話の果林ちゃんと重なって切なくなる。そんな曲です。

『POWER SPOT!!』

キミと私、どちらが互いをオトせるかという歌詞(だと思う)。
『そんな顔に私はマドわされない!』
と言っているし間違ってないんじゃないかな?
そんな戦いをしていられるこの状況こそがPOWER SPOT‼︎ってことかな。
(正直英語と日本語が混ざったラップ歌詞なのでそこまで言うことないです、ごめん)

『祭花 -saika-』

DiverDivaの中で1,2を争う最強曲(俺基準)。
エモさ全開。歌詞全てがストーリーになっている。
『何時だっけ?
朝から準備 抜かりないように
好きな色絵柄で身を包んだ夜』
朝からずっと夜の祭りを楽しみにしていて、浴衣を着ていることが分かる。

『慣れない足元 「たった今ついたよ」
神社の前で 君を見つけた』
慣れない足元というのは言わずもがな下駄の事であり、おそらく待ち合わせの時間ちょうど、若しくはそれより早く着くように家を出たのだが、下駄であるが故に少し遅れてしまったのか。
注目したいのは『「たった今ついたよ」』という歌詞。これを私と君、どちらが言っているのかで情景が変わる。
下駄の話から考えるに、私が君より先にきているとは考えづらい。となると、待ち合わせの時間に遅れてしまい、スマホのメッセージで「(遅れてごめん、)たった今ついたよ」と文字を打っている途中で待っている君を見つけたというのが自然な流れではないだろうか(そもそも下駄の流れの時点で私の妄想なので私の方が先についている可能性は大いにある)。
もし、君が「たった今ついたよ」と言っている場合の話。こっちの可能性は流れ的に可能性がかなり低めだが、やっぱり「遅れちゃったごめん!」「いや、自分もたった今ついたところだから」というやり取りをするのはいつの時代もエモい。
↑「たった今ついたよ」が君と会う前に言う台詞なのか、君と会ってから言う台詞なのかだけでこうも情景が変わるし、この考察の余地をこっちに丸投げしてくれるのマジありがたい。

そしてこの後の
『はぐれないようにそっと腕絡めて』
という歌詞、ここもエモさ全開。
まずその前の歌詞で『賑わいの中ふたり並んで』と言っているため、大変な賑わいなのだろう。夏祭りだし。
大切なのは『そっと/腕絡めて』の2つ。例えばこのふたりが恋人だったとしたら、堂々と腕に抱きつけばいいじゃないか。そっと腕を絡める必要があるのだろうか(反語)。つまり、少なくとも私が君に好意を抱いていて、賑わっている状況を利用して故意だと悟られないように(混雑しているから身体を寄せざるを得ないと君に思わせるかのように)そっと腕を絡めたのではないか、ということだ。
また、『腕を絡める』という表現もエモい。離れないようにするのであれば手を繋いでおけばよいだろう。しかしながら、腕を絡めている。広辞苑によると、絡めるというのは巻きつけるという意味である。ということは、君の手に巻きつけるかのように腕をギュッとさせて密着させているのだ。
この説明でエモさをお分かりいただけただろうか。『そっと腕絡めて』というただこれだけの単語だけで、甘い情景、切ない恋心、時間の尊さ。この時点でまだサビに入っていないのだから恐ろしい。

そしてこの直後の『ねえ聞こえた 夏が呼んでるみたい!』。ここでこの祭の全体像が見える(気がする)。
夏祭りの花火は基本的に最後にドーンと打ち上がるイメージだが、祭花の歌詞の花火は祭り中はずっと打ち上がってるのではないだろうか。もし、花火がメインであれば、そこで綿菓子を買っている暇はないし、『聞こえた?』と問いかけるわけがない(花火が目的なら打ち上がる時間を把握していなければおかしいため)。つまり、花火は不定期に打ち上がっていると想定される。
ふたりが、祭りが開催された会場に着き、色々な催しを楽しみながら進んでいく。最初は周りの喧騒で花火の音が聞こえなかったものの、会場の中心部に近づくにつれてだんだんと花火の音が聞こえてくる。それを聞いて『本格的に夏が始まった』というのを『夏が呼んでるみたいだ』と形容している。

そしてその後の歌詞
『シュンと溶けていく綿菓子は
ふたりで分けたらこんなに甘いんだね』
無論だが、ふたりで分けても味覚的に綿菓子は甘くならない。
これはかなり深読みおじさんになるが、綿菓子は花火、そしてこの時間の比喩なのではないか。
花火というのは長い間空に打ち上がっていない。
打ち上がって、ドンと咲いたその一瞬が美しいものだ。
それと同じように、綿菓子も甘く感じるのは一瞬であり、終われば口の中で溶けてしまう。
この時間も、あと数時間もすれば別れになり、また明日から日常が戻ってくる。
だからこそふたり時間を大切にしたい。『ふたりで(この時間を分かち合ったら)こんなに甘い(ひと時な)んだね)』と言いたいんだろう。そうであれ。

少し飛んでcメロまで。
『舞放たせ 美しく
鳴り響け 強く強く
咲き誇る花は 人の心を掴んで離さない』
特に深読みおじさんする歌詞ではないのだが、フレーズがとにかく沁みる。
美しさを果林に歌わせ、強さを愛に歌わせるのが合っていると思うし、美しく強くあるというのが花火とDiverDivaで共通していて良い。
『咲き誇る花は 人の心を掴んで離さない』
という歌詞、現に私が心を掴まれているのでもう本当にその通りだと思います。

そしてその後の
『With you againまた君と見たいな』
『また夏はやってくるから』
花火が終わりに差し掛かっている様子。
先ほども述べたように、数時間したら別れになってしまうが、この時間をまた体験したいから来年も行きたいね!と感じている。
今は一方的な片想いだが、また夏が来た時、その頃には…と考えると?
来年だけでなく、次も、その次も一緒に見られたらいいね。
長くなってしまった。祭花はこんな感じです。
贔屓が過ぎるだろ。

『Eternal Light』

1,2を争うもう一つの方。
これを語るには2期4話のおさらいをしなければならない。
果林はショッピング中に、愛、そして愛の連れの女性と出会う。話を聞くとその人は美里と言い、愛が小さい頃から親しくしているお姉さんのような人らしい。
美里は愛が小さい頃から病弱であり、病院で過ごすことが多かった。愛は美里のために来院し、今に至るまで最近の出来事や楽しかったことを話す日々であった。
そんなある日、美里は愛から「スクールアイドルを始めた」と聞かされる。
美里は海外で働きたいという夢を持っていたものの、病気により夢を諦めていた。
そんな美里は、自由に楽しく夢を追う愛と、夢を諦めた自身を比べてしまう。
愛が自信に何かをしてくれるたびに、羨望の眼差しを向ける状態。
そして、ふとしたことから美里の心の内を知ってしまう愛。
愛はどうすればいいかと悩んだ末、果林に相談する……というお話。
ここで私の考察を入れさせてほしい。
私は愛と果林を、それぞれ『光』と『影』だと考えている。
愛は弱みを知らない、周りを照らす光、太陽。果林は自身の強みと弱みを理解している影。正確には影の側面を理解し、コントロールできていると言った方がいいか。
美里もまた、弱みを持つ『影』寄りの人間だから、果林がすぐに気づけた。
愛も気づきはしたものの、美里に対してどうすれば良いか分からなかった。
対して、果林は同じ影として理解ができた。
愛には基本的に欠点がないが、唯一あるとすれば『欠点がない者であるが故に、自身が力及ばなかった時のアプローチがわからないこと』だ。
光で照らされて嫌な者がいないわけではない。
愛の光は眩しすぎて直視できない者がいる。
そんな人たちの理解者になれるのが果林だ。
ではDiverDivaというのは光と影で相反する者同士ではないか、と思われることだろう。
私の考えでは
『光に応じて、影を濃くするユニット』
これこそがDiverDivaだ。
曇りの日と晴れの日、影が濃く見えるのはどちらか、という話。
晴れの日こそ、愛は光り輝くし、果林は影を濃くする=素の自分を曝けだせる。
ここでとりあえず終わり。アニメの話に戻ろう。
愛は「スクールアイドルやめたほうがいいのではないか」と果林に打ち明ける。
すると果林は「じゃあ愛のファンを全部取ってしまおう」と挑発する。
その言葉に、愛は「本当はもっとスクールアイドルをやりたい!」と本音を叫ぶ。
「それでこそ愛だ」と果林は愛の気持ちを引き出すのだ。
ここからも分かるように、愛は光だから影になることはできない。
だが、太陽のようにみんなを照らすことはできる。
もし愛の光を直視できない人がいたとしても、その人が直視できるような状態にしてあげればいい。
相手に合わせられなくても、愛には強い個性があるからそれを貫けばいい。そう言いたいわけだ。
それを聞いた愛は、果林にユニットを組もうと持ちかける。
一度は拒否されたものの、『仲間でライバル』としてユニットを組むということで合意。DiverDivaが結成されるのだ。
ライブ当日。美里は愛を拒絶してしまったことを謝りたくて会場近辺まで来るものの、会場の中には入れず、オンライン配信で観ていた。
愛の
「楽しむ準備はできてるー?できてない人いるんじゃないのー?」
「明日から一歩でも進んでみようって思えるような最高のライブをするから」
「笑顔になる覚悟は決まった?」
という台詞と共に歌われたのが『Eternal Light』。
はい、ということでここから歌詞の内容に入ろうと思います。書いてて思ったけど長過ぎるだろこれ。まじごめん。

『One million lights この世界で
教えてくれたのは That’s you
楽しいキモチ 楽しい景色
そんな顔しないで Look at me now』
この辺りは4話のストーリーと同じかな。主語が美里と愛で入れ替わっちゃってる気もするけど、愛が小さい時に美里は楽しいことを教えてたりしたんでしょ多分。愛が大きくなって美里の曇る顔を見た時までの話だと考えてる。

『殻に閉じこもる君を 連れ出してあげるよ
Let it go We go その笑顔
なんだか待ちきれないみたい!』
殻に閉じこもる君、というのは誰か。
流れを見れば美里のことを歌っていると推測できるし、私もそう思う。
ただ、ちょっと逆張りさせて欲しい。
美里に向けた歌詞というのはもちろん、歌っている愛自身にも向けているのではないかと考えている。
というのも、『なんだか待ちきれないみたい!』という部分と美里が重ならないのだ。
ここは、『(美里が)夢への一歩を踏み出すのを待ちきれない様子だ』という解釈の他に、果林と愛の問答シーンから、『その笑顔を見たらスクールアイドルの道を待つことなんかできない』という風にも取れないだろうか。
無理矢理に解釈すると、『殻に閉じこもる君』=『辞める決断をする愛(2期4話)』になり、(果林に)連れ出されて話した結果、スクールアイドルを諦めきれなくなった、という流れで読み取れる。
…とここまで書いてみたが、これ流石に厳しいな。無理矢理すぎるもんだって。
全ての歌詞に裏の意味が込められてると思わない方がいいという教訓になっただろう。
ここまで読ませてごめん。次行きます。

『(Cause I can’t stop) 心の声 見つけたんだ
(You’ll find a way) 望むがままでいいじゃない?
ってそうじゃない?so いいじゃない?!』
ここ重要。直前の愛のように、スクールアイドルを始めてしまった以上もう止まれないし、スクールアイドルを続けたいという心の声。望むがままに続けていいという歌詞。
同時に、止まっている美里に対しての問いかけでもある。
私はやりたいことを貫き通すよ。あなたはどう?心の声は見つけているでしょ?望むがままやってみたらいいんじゃない?と問いかけているのである。

『Let’s go! Step into the new world
偽りのない姿見せて
手を伸ばしてみてよ ほら
You’re the only one 素敵だよ』
『偽りの姿』というのは美里のように心を偽ったり、愛のようにスクールアイドルをやめようかと悩む姿のことだ。サビ前でもそうだが、一貫して『本当のあなたを見せてほしい』と訴えかける曲である。 
『You’re the only one』というのも、誰かと比べるのではなく、あなたはあなただけの人生があるよねということ。

『Let’s go! Step into the new world
ねえ、気づいて欲しい
(身体中で感じて 歌うよ全力で)
伝わるまで!
確かなキズナ 感じてる
どこまでも時をこえて…Eternal Light』
特に言うことはないかな。伝わるまで光り続けるってことよ。
1番は光の歌詞、2番は影の歌詞…みたいなことを言いたいけどちょっと長過ぎるのでやめます。
長くなりましたが、『Eternal Light』終わりです。

『恋するMagic!!』

ほんっっっっっとうに言うことない。ガチで。
だって歌詞がめちゃくちゃストレートだし、めちゃくちゃ可愛いし。
ただ、これだけで終わるのもアレなので、一つ皆さんに言っておきたいことが。
ユニットライブのDiverDivaのこの曲、絶対目を離さずに聴いてください。以上。

『Fashionista』

曲名の通り、ファッションに関した曲。服を着こなすように、人生も彩ってみせるという歌詞。
これ、第三者が出てこない曲かと思っていたら
「ねえ、あなたはどっちのコーディネートが魅力
的だと思うのかしら。さあ、聞かせてちょうだい?」
っていきなり自分が出てきてビビる。俺、いたんだ。
正直この曲も直接的な表現しかなくてあまり言うことがない。ただ、比喩表現自体はめちゃくちゃ好きなのでgood。終わり。

『Shadow Effect』

これも好きな曲。『Eternal Light』の時に光と影に例えたのはここから着想を得ている。
好きな歌詞はサビの
『Luna na Luna na Luna na
表見ただけじゃ語れない
Shadow and la la light la la light
人知れず まるで表裏一体
光と影 支え合う美的表現
切り離せば Same as nothing!!』
だ。
正直『Eternal Light』の解釈でかなり先取りしてしまっているのだが、一応やろう。
この歌詞は『表も裏にも美しい場所がある』ということを言いたいのだろう。
この前の歌詞で
『ここは光当たらない裏側
クレーター近くで見れば 広い!すごい!巨大!
想像の遥か超えたアートだった』
月の裏側は想像の遥か超えたアートである。そして、
『月が綺麗な理由 わかった気がした』
ここで太陽のことも示唆している。
それを感じた上で
『表見ただけじゃ語れない』
『人知れずまるで表裏一体』
『光と影 支え合う美的表現』
と、両方いなければならない、両方あることでどちらも美しいと言っている。まさにDiverDivaのことだ。
だから
『切り離せば Same as nothing!!』
切り離したら何もないのと同じと言っているのだ。
単体で考えると、太陽は直視できない、月は影になっていて見えない。
しかし、月を太陽が照らすことで、月は美しく輝き、太陽は光を認識してもらえる。
DiverDivaの2人が単体では輝けないわけではないので、2人合わさることで最大出力になるみたいな言い方が正しいか。
2番の歌詞でも
『Day and night 果てしなくループして
いく中に現る Beauty
それぞれに意味があって
発見できたらちょっとステキ』
とある。月と太陽の自転の位置関係に意味があり、美しく見えるように、DiverDivaの2人がそれぞれ役割を持っているから美しいユニットになる。
以上が私の『shadow effect』の答えだ。

『Kiss the Sun』

最後。これも好きな曲。『Shadow Effect』が月をメインに据えているのに対し、こちらは太陽をメインにしている美しい曲。ここでも月と太陽で対比しているので勝手に興奮したりする。
ただ、歌詞の内容は全く違う。『Shadow Effect』は存在の意味を問うような歌詞だったが、こちらは希望や挫折といった、割とリアルな気持ちを歌っている。
『リアルと理想が交差しては
つまずいて 泣きたくて 足元見つめる
きっとそれは 負けたくないって
上向いてる証だね』
足元を見つめているのに、上を向いてる証だと歌っている。ここはひねくれた解釈は要らないだろう。
リアルと理想の乖離に悩まされて、泣きそうになるが、その今にも泣きそうな顔を他の人に見られたくない。負けた気がするから。
負けず嫌いだから下を向いて我慢している。それは客観的に見たら惨めに見えるかもしれないけど、その心は前を向いているということか。

『居場所が あるからこそ 私また飛べる
今しかできないことだから
したくない コーカイ Why not?!
とびきりの未来 I'll never let go』
どんなにつまづいても、居場所、心の支えがあれば新しい場所へと飛んでいける、という歌詞なのは分かるが、『今しかできないことだから』というのはこういう歌詞では珍しい。反対のことを言っている気がする。
おそらく、今しかできないというのはスクールアイドルのことだろう。
高校の3年間という制約の中で、どこまで未開拓の景色=自分の限界を越えられるかというのを、歌詞にしているのではないだろうか。そう解釈すると、居場所というのは同好会と結びつくし、歌っているのが果林であることにも納得がいく。
こう考えたら『新しい空』『未開拓の景色』『無限の可能性』といった曖昧な単語も、上の解釈でかなりしっくりきた。

『Yo, マジになって語り明かせる Place
手探りな旅
大切にしすぎて見失いそうで It's on my way
でも導いてくれた』
『マジになって語り明かせるPlace』は前述の通り、同好会だとして。
大切にしすぎて見失いそうというのもまた、考えるべき歌詞である。
強引に解釈すると、(居場所を)大切にしすぎて(自分を)見失いそうになった、ということか。
そう解釈すると、見失った自分を導いてくれた、その笑顔に何度だって救われた、と綺麗な文脈になる。よし、これが正解ということにしよう。

『今なら 弱い私も受け入れられる
未完成だから進むよ』
私が1番好きな歌詞。『未完成“だから”進むよ』と歌っているが、普通は『未完成だけど進むよ』ではないのか。
この歌詞は未完成であることに意味があるのだと私は解釈した。
この接続詞を『だけど』にしてしまうと、今の私に価値がなく、完成品のみに価値があるかのような歌詞になってしまう。
『だから』にすることで、未完成な今から未来までの私全てに価値があると解釈できる。未完成な私だから進んでいくんだ!と前向きな思考であると考えられる。
少し飛んで、Cメロの歌詞。これが最後。
『保証だなんていらないから
ただ確かめたいんだ』
ここも深く考える必要はない。空の向こうがどうなってるかを情報として知りたいのではなくて、実際にどうなっているか、この目で確かめたいという歌詞。
たった2行なのに、こんなにも青春の一片を感じさせてくるのかこの歌詞は。
以上、終わり。

まとめ

DiverDivaの歌詞解釈、やっている間はめちゃくちゃ面白い…が、後で見てみると『これ強引じゃね』と思うところがあるし『いやこれわざわざ文字にして書くほどのことじゃないな、みんなも同じ解釈してるっしょ』みたいな部分もある。
でも歌詞の考察を文字に起こすのは一度しっかりやっておきたかったのでOK!
気が向いたらソロなりグループなりの曲もやろうかな。他のシリーズもいいな。スリーズブーケとかね。
ではまた機会があれば。

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