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1週間のうちの97%の情報を、私たちは理解しないまま捨てている【読書note #1】

突然ですが、あなたはここ1週間、インターネットで見た情報を何個思い出せますか?


おそらく多くの人は、3~5個くらいしか思い出せなかったのではないでしょうか。

以下の文章は『インプット大全』という本から抜粋したものです。

ある実験で、175人の方に「ここ1週間、インターネットで見た情報」を可能な限り思い出してもらいました。その結果、なんと平均で3.9個でした。

1日に20個ほどの情報を見ているとすれば、1週間で140個もの情報に接触しますが、そのうち記憶に残っているのは、たったの4個。情報吸収率は、わずか3%です。

つまり、私たちは見る情報のうちの97%の情報を捨てているというのです。

これって、ものすごくもったいないことだと思いませんか?


では、どうすればインプットの質を上げられるのでしょうか?

私はこの『インプット大全』を読み、インプットの質を上げるための行動を知り、実践しています。

今回はインプットの質をどうすれば上げられるのか、ということについて考えてみました。

■ 『インプット大全』ってどんな本?

題名通り、インプットの質を上げるコツや具体的な行動について書かれている本です。

本に書かれている通り、インプットとは、
脳の中に情報が入って(INする)、それだけでなく情報が置かれて(PUTする)初めて成立するんですね。

つまり、どれだけ情報を見聞きしたとしても、それがきちんと脳に記憶されていなければなんの意味もないというわけです。

しかし、ほとんどの人は大半の情報をすぐに忘れてしまうのではないでしょうか。


この本では、なぜインプットの質を上げることが重要なのか、具体的にどのような行動をすれば上げられるのか、ということについてとても詳しく書かれています。

「勉強をしてもなかなか覚えられない」「本を読んでもすぐに内容を忘れてしまう」という方にはとても参考になる本です。


本書の著者である精神科医の樺沢紫苑さんは、ブログやメルマガ、さらにはYouTubeなどで情報発信をしている方です。

下に著者のYouTubeチャンネルのリンクを貼っておきます。
このチャンネルでは、ほぼ毎日脳科学に関する動画がアップされています。1500以上もの動画があるので、一層インプットの質が高められると思いますよ。

ちなみに、インプットではなく、アウトプットの方法について詳しくまとめた『アウトプット大全』もオススメです。


■ どうすればインプットの質を上げられるの?

この本で紹介されていることの一つに、「アウトプット前提でインプットする」というものがあります。

なぜ、「アウトプット前提」にすると、記憶に残りやすくなるのでしょう? それは、心理的プレッシャーがかかり緊張状態に陥ると、脳内物質ノルアドレナリンが分泌されるからです。ノルアドレナリンが分泌されると、集中力が高まり、記憶力、思考力、判断力が高まります

例えば、何か一本映画を見るときに、その映画の感想をブログに書くことが前提だったとしたら、自然と「なにか発見をしなくては」というプレッシャーが生まれて、より注意深く映画を鑑賞することができます。

質問される前提で授業を聞く、SNSに投稿するつもりでランチを食べるなど、軽いプレッシャーの中でもインプットを意識するだけで、インプット量はなんと100倍にも増えるといいます。


ちなみにこれこそが、私が読書noteを書くようになったきっかけです。「アウトプット前提」で本を読むことで、より深く本の内容をインプットすることができるというわけです。


■ この本を読んで気づいたこと

それは「情報を探すか、受け取るかということ」です。

私は、ツイッターやインスタグラムなどで情報を見ているとき、その瞬間は知った気になっていましたが、よく考えると、ほぼすべての情報を忘れていました。

しかし、本書と出会い、自分が興味があって、知りたい情報のみをインプットすることで、効率が格段に向上することを知りました。


私が気づいたのは、情報を受動的に得る機会を少なくするべきだということです。

ツイッターなどのSNS上には、数えきれないほどの情報があり、日々更新され続けています。
さらに、その情報のほとんどは、自分の興味をくすぐるものや、つい見たくなってしまう記事です。

そうやって私たちは、あたかもその情報が自分にとって知りたいものであるかのように錯覚するのではないでしょうか。

しかし、そのような情報は、時間が経てば忘れてしまいます。つまり無駄なことをしているのです。


情報を受け取るのではなく、得る価値のある情報を自分から探しにいく、この姿勢こそが、インプットの質を上げるために重要なのではないでしょうか。


■ さいごに

『インプット大全』では、これ以外にもさまざまなインプット法が紹介されています。
おすすめの本なので、ぜひ手に取ってみてください。

読書の感想を書くことはめったになかったので、見苦しい部分もあったかと思いますが、どうかご容赦ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。


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