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インドネシア生活の振り返り【日常生活編】

2021年5月末にインドネシアから戻ってきて、すぐに転職だったので、年末年始の休暇で改めて約3年間の振り返りをしてみた。

結論はぼくには住みやすいところ!
※ジャカルタ郊外に在住していましたので、そのエリアとジャカルタにフォーカスしています。

長くなってしまうので、仕事と日常生活は分けて書きたいと思う。
日常生活編は「衣食住」をベースに綴っていく。

仕事はこちら↓

天気と「衣」

インドネシアは年間を通じて、気温が安定している。
気温は毎日ざっくり30度くらい。

日本は四季(春・夏・秋・冬)がはっきりしており、ぼくはそんな日本で育ちましたので、四季はあたりまえにあるものだと思っていた。

ただし、インドネシアに住んでいる人は年間を通じて気温が安定しているということが当たり前である。

どっちが良いかはそれぞれのお好みで!

また、インドネシアには乾季と雨季の2つしかなく、雨が降るか降らないかの差しかない。

【ざっくり季節】
乾季 : 5月〜10月
雨季 : 11月〜4月

その年によって変動あります

このような気候では冬服を所持する必要がなく、海外生活をする上で荷物が少ないことは個人的には助かっていた。

インドネシア(主にジャカルタ)にはユニクロやZARAなどのファストファッションが出店しているので、まず服を購入する場所に困らない。

さらに仕事においては「バティック」というハワイで言うところのアロハシャツのような正装があるので、フォーマルな会議などに出席する場合には「バティック」を着れば問題ない。

したがって、スーツはいらない(と言うより暑くて無理です)。スーツは1着持っていたが、1回も登場せずスーツもぼくと一緒に帰国。

シューズ等もグローバルブランドがジャカルタに進出していますので、全く心配ない。

というわけで、現地調達で日本と同等の服を揃えることは可能である。

季節によっておしゃれをしたい人にはもしかしたら向いていないが、インドネシアの水はあまり綺麗ではない。そうなるとむしろ高級な服は洗濯が大変なので、個人的にはインドネシアで高級な服は着ない方がベターだと思う。

スマートフォンと「食」

自分のなんとなくの感覚だが、インドネシアは日本でいうところの「昭和40年代にスマートフォンがあるような国」だなと思っていた。
※実際には昭和40年代は生まれてもいなかったので、ほんとうになんとなくだけど。

まだまだ発展途上国ですが、日本では使用できないサービスもインドネシアで経験できたことは個人的には良い経験になったと思う。

それは、「Grab」や「GOJEK」といった配車アプリでアメリカのUberと同じようなサービスだ。本当に便利なサービスで配車から決済までアプリ内で完結できる。さらにチップもアプリ上でお渡し可能なスーパーアプリ。

「Grab」が「GrabFood」や「GOJEK」が「GOFood」を展開しており、「UberEats」と同じようなサービスもある。配送料が2-3km程度の距離であれば、50円くらいと劇的に安いのが魅力だ。

ローカルフードだけはなく、マクドナルドやバーガーキングなどのグローバルチェーンや吉野家や丸亀製麺などの日系チェーン店のメニューも注文できる。

ローカルフードは地域によって特徴が異なり、かなり美味しいと思う。

ちなみに日本の「UberEat」sでは見たことはないが、「GrabFood」や「GOFood」ではコンビニも行ってくれるので、飲み物やカップ麺に加え、お菓子も注文できる。

また、インドネシアでは日本食がかなり充実しているので、ローカル料理を食べなくても生活は可能であり、日系スーパーもあるので、まず食事に困ることはない。

日本食レストランは経営に日本人が携わっているところであればどこに行っても大体美味しい!

多くの日本人の方たちが日本食だけで完結しているケースも多い。
また、家族帯同の方々は日系スーパーで食材購入から家庭で日本食がメインということも多くいらっしゃった。

食べたくないものをわざわざ食べる必要はないが、個人的には「せっかく海外にいるのに!」と思っていたが、そこは人それぞれということで。

インフラと「住」

毎年賃金が上がり高層ビルがボコボコ建設されて街が急速に発展している。
1年前と景色が違うという光景を見れたことは自分の中でも良い思い出になったなと思う。

インドネシアでは車やバイクでの移動がメインだ。そして、道路が日本のように綺麗に舗装されていない。したがって、大雨による冠水で道路が封鎖されてしまい、アポイントに遅れる(または行けない)ということもある。

また、帰宅時に大雨の影響で渋滞になることもあります。いつもは1時間で帰宅できるところを3-4時間かかることも。

日本も電車が事故や台風などのトラブルで遅延したりすることがあるが、日本だったら防げているであろうトラブルが発生するのがインドネシアだ。インドネシアはインフラが日本と比較してまだまだ整備されていない。

そんなインドネシアの住宅は日本と同じようにピンキリである。大卒の会社員(自分の同僚とその周り)を例に挙げると、大体1万円前後のKost(コス)と呼ばれる日本で言う賃貸アパートに住んでいた。

これに対して、日本人会社員は月額5〜30万円程度の分譲アパートメントやサービスアパートメントに住むケースが多い。

もちろん30万円以上の超高級アパートメントに住む現地法人のトップもたくさんいる。

ぼくはサービスアパートメントという形態に住んでいましたので、朝食付きで清掃などもスタッフがやっていただいていた(勤務先だったので選択肢がなく・・・)。

クイーンサイズのベッドだったので、シーツ交換が最も助かっていた。こんな恵まれた生活はきっともう来ないだろう。

どこに住んでもお部屋のトラブルがつきものなのがインドネシア。電化製品の故障、停電、エレベーターの故障、害虫、スタッフ対応の遅さなど挙げればたくさん出てくる。

雨季には洪水/冠水は頻繁に起きますので、外国人が住むような高級アパートメントやホテルでも水漏れが多発することは例外ではない(窓の隙間から侵入)。

エアコンからもしっかり水が漏れてくる。トラブル発生時にはスピード対応で解決できれば良いが、そこが難しいところでもある。特に金曜の夜に水漏れが発生すると早くても週明け対応になってしまうこともざらにある。

こういうトラブルが起きても楽しめる人が海外生活(東南アジア)に向いているのかなと思う。

さいごに

発展途上国ではあるが、近年は人口ボーナスや急速な経済成長により著しく発展している国のひとつがインドネシアである。

バブル絶頂期に生まれて、物心ついた時にはもうバブルが弾けていた時代を生きている自分にとっては新鮮な場所だったということは忘れないでおきたい。

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