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10週間で5つの習慣が変わった話【テックキャンプを振り返って】

2020年8月から10週間、テックキャンプというプログラミングスクールを受講していました。

このnoteはプログラミングスクールを検討している人向けに参考になれば幸いです。
※ぼくは会社員のため、終了後についての参考情報はございません。

テックキャンプとは

簡単に伝えると未経験からエンジニアになりたい人がスキルを身に着けるプログラムです。短期と夜間コースがあります。

転職保障をつけていることがテックキャンプの強みの1つだと思います。
※ぼくは会社員のため、転職サービスは受けておりませんでした。

詳しくは公式サイトをご確認いただければと思います。

受講までの流れ

ぼくはオンラインスタイルを受講しており、一度も校舎に行ったことがありませんので、オンラインスタイルの流れを記載します。

01:ウェブから面談の申し込み
02:ウェブ面談
03:フォームで応募
04:入金
05:受講開始

受講期間は8月17日(月)〜 10月25日(日)でした。

オンラインスタイルとは

テックキャンプは校舎に行くスタイルとオンラインのみで完結できるスタイルがあります。オンラインスタイルはCovid-19の影響でできた新しいスタイルだと思います。コミュニケーションはすべてSlackとZoomで進めます。

在宅でできるということが大きなメリットです。ぼくは埼玉に住んでいたので、移動時間がなかったことは大きかったなと思いました。特にオンラインによる不具合やストレスなどは感じませんでした。

10週間の流れ

基礎(2週間) → 応用(2週間)→ 発展(2週間)→ 最終課題(4週間)という流れでした。

学習を進めるにあたって、個人差は1週間で出ます。速い人は1週間で2週間分のカリキュラムを終わらせ、サクサクと次に進めていました。最終課題をプログラム終了の1ヶ月前に終わる人もいました。

基礎カリキュラム(2週間)では、HTMLとCSSをメインにRubyを少し学習します。基礎カリキュラムの最後にはテストがあり、これに合格しないと次のステップには進めません。この期間に離脱した場合には、全額返金がありましたので、ここでふるいにかけるのかなと感じました。

応用カリキュラム(2週間)では、Ruby on Railsというフレームワークを利用しました。カリキュラムを見ながら、Twitterのクローンサイトのようなものやチャットアプリを作成したりと自分でアプリケーションを作りました。

発展カリキュラム(2週間)では、RubyやRuby on Railsの深堀に加え、JavaScriptが出て非同期通信の実装したりなど一気に難しくなりました。

最終課題基礎(4週間)では、メリカリのようなフリマアプリを作成しました。チーム開発ではなく、個人開発でした。

オンラインスタイルの1日の流れ

ざっくりこのようなスケジュールです。

10:00 朝礼
10:50 学習スタート
13:00 ランチ
14:00 学習再開
20:00 学習終了

休憩時間も決められています。50分学習して、10分グループでアウトプット、10分休憩というサイクルを繰り返します。最終課題のみ、アウトプットの回数が減りました。

同じ時期の受講した人がグループ分けをされ、原則は10週間は同じメンバーで朝礼や学習のアウトプットなどをしました。同じグループのメンバーは1回もリアルでは会ったことはありませんが、学習を進めていく中で会ったことがあるような気がしてきました。

時間外でカリキュラムを進めることは全く問題ありません。また、土日も進めても大丈夫です。カリキュラムの進捗はオンラインで管理されているので、進捗率が100%に満たない場合は焦ります。したがって、土日でいかに貯金を作るかがプログラムをスムーズに進める上でのカギとなります。

メンターとは

カリキュラムで詰まった時はメンターさんが学習のサポートをしてくれます。ビデオ通話でやりとりをしますので、困った際には時間内であれば、いつでも相談可能です。カリキュラムによって、答えを教えてはくれず、アクションプランを提示して自分で解決に導くというスタイルでした。

他のブログではメンターさんによって差があると書いてある記事をぼくも見かけましたが、個人的には大きな差は感じませんでした。土日も利用することができますので、非常に助かりました。

参考までにぼくがメンターさんに質問した回数をまとめました。

【質問回数】
基礎:2回
応用:6回
発展:9回
最終課題:24回

最初の方はカリキュラムをちゃんと読めば、わかるようになっているので、そんな回数はありませんが、最終課題はほぼ毎日お世話になりました。

ライフコーチ

ライフコーチとはカリキュラム完結に向けてサポートしてくださる人です。ライフコーチという存在がテックキャンプの肝だと思いました。

ライフコーチは各グループに1名担当がいます。
そして、学習を進める上での悩みを相談に乗ってもらったりします。

ぼくは会社員なので、なんとなく想像はできますが、彼らの査定はおそらく受講生の進捗率だと思います。受講生がしっかりタスクをこなすためのサポートをすることがライフコーチの仕事です。

テックキャンプは転職保障があるので、ライフコーチに求められることは大きいんだろうなと想像していました。

ライフコーチとの面談は週に1回30分程度ありました。
他の受講生がどのような話をしていたのかはわかりませんが、嫌味が全くない強制力を自然に作っていただきました。

●ライフコーチとの面談で決まったこと例
・Twitter更新(やることの宣言とやったことの振り返り)
・noteでアウトプット
・朝7時にSlackで起きましたメッセージ(8時から学習開始)

特に誰かの役に立つアウトプットではなかったですが、アウトプットする習慣が身についたということは自分でもよかったことの1つだと思っています。

5つの習慣の変化

01:アップデート
テックキャンプは常にアップデートをしているサービスだと思いました。具体的にはカリキュラムは改良されたりしています。ぼくが受講していた期間でもカリキュラムのアップデートがあり、よりわかりやすくなっていました。質問内容や受講生からの要望を総合的に判断して改善しているのだと思います。

これは仕事にも通ずることで、日々改善していくということの大切さを改めて実感しました。自分自身をアップデートしていくこと(現状に満足しない)は一生していかないといけないことです。ぼくの場合だと営業用の資料などはすぐにアップデートできるなと思い、受講終了して、すぐにアップデートしました。

02:アウトプット
ぼくはどちらかというとヘタレで記憶力がないので、アウトプットすることで宣言することや記録として残していくことが必要な人間だなと思いました。

以前の職場で社長から、ぼくの課題は「1対Nに弱い」ということを指摘いただきました。「1対1」や「1対3」の商談は場数をこなしてきたと思いますが、「1対N」というSNS上では弱いということです。まさにそうだなと思っていたものの、1歩が踏み出せずでした。

テックキャンプがキッカケでSNSでアウトプットする習慣が身につきました。今後の課題としては、少しでも役に立つアウトプットをしていかなといけないということです。

03:アクションプランの具体化
テックキャンプでは日々のタスクや週末のタスクが明確でした。仕事でもより細かくアクションプランを設定できるなと思いました。やることを細分化させて効率化を図るという習慣が変わったなと思います。

仕事では毎週日曜にその週の振り返りと翌週のアクションプランを考えるようになりました。

04:仮説思考
プログラミング学習中はエラーの嵐でした。余計な「,」があるだけでエラーが出たり、スペルミスでもエラーが出ます。

エラーが出た時に何が間違っているのか?を自分で仮説を立てて、検証を繰り返していかなくてなりません。メンターさんに相談する際のフォーマットにも仮説を記載して、どのようなアクションをとったかを書かないといけないので、自然と仮説思考というものを体験することができます。

「自分はこう考えていて〜」という表現は日常的に使っていましたが、「自分はこういう仮説を立てていて〜」と言った方がカッコいいということが発見です。

05:生活スタイル(強制力)
ぼくは自分がある程度強制力を持たないといけないタイプだと気付きました。朝起きるものを苦手です。起きるための努力は今回のテックキャンプではメッセージを送るということでした。

サッカーの本田圭佑選手はワールドカップで優勝と公言していましたが、それも自分に強制力を持たせる手段だなと思いました。優勝を宣言すると優勝するためのアクションプランが見えてきます。

ぼくもSNSや誰かに直接宣言など自分で自分を追い込むことが習慣化されました。

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