見出し画像

ネットの大海原からボトルメッセージが届いた話。



ボトルメッセージが届いた。

それもネットの大海原から。



僕は昨年12月にkindleから電子書籍を出版した。

「遊ぶため」に生活、仕事、人間関係を全て作り変えて、人生全部バケーションにしようぜ!というなかなか振り切った大好きな著書なのだけど、

そんな僕の本がネットの海の対岸、ある人のもとに届いたようだ。


久々にnoteを書こうとページを開いたとき、ある記事が目に入った。


「遊ぶライフハック」あそび屋だい著書…????

僕こんなnote書いてないぞ…???


一瞬手が止まってふと開いてみた。


すると、

なんと、 はじめましての方からの

『レビューnote』だった。



レビュー!!noteで!!!??

noteで僕の本のレビュー書いてるの!?え!!まじ!?見も知らずの僕のkindleを!??


ちょっとフリーズした後、一旦noteを閉じて冷静になる。チラッと見えた文章量がえげつなかった気がする…

もしあの量で罵詈雑言書かれてたらどうしよう…。心折れる…いやもう二度と起き上がれない…

そんなことを考えながら、時間を取れる場所に行く。心を落ち着かせるためにTwitterをスクロール。


しばらくしてnoteにログイン。

さて、、、、

思い切ってレビューnoteを開く。


そこには、僕の本から受け取った情報への咀嚼がこれでもかと書き殴られていた。


そう、僕もモチベーションの波が激しい、とても。期限はあっても、ノルマは定めず、やる気のある日に一気に進めて、やりたくない日は何もしない。うん、参考になるな。でもこの理論で行くと、僕、毎日何もしなくなりそうで、それは嫌だなあ。なんで嫌なんだろう?したくないならしなければいい、したいならすればいい。何もしなかった日って、罪悪感にまみれて一日が終わるもの。いやだなあ。むしろ、何もしなくても、罪悪感を覚えない方法があれば、楽になれるのかな。いやいや、楽になるのを目指すなんて怠惰だいけないことだ。はいはいそこの文句をつけたいだけの僕はちょっと静かにしようか。

本文抜粋

無理なものは無理。無理なものは無理。なるほど?しっくり、は、こないな。だって、僕にとっては無理なものだけど普通の人にとっては無理じゃないんだから、だから、頑張れば無理じゃなくなるはずで、頑張らなくちゃいけなくて。うーん、こういうのも、思い込みなんだろうな。無理なものは無理。唱えていこう。できないものは、できないのです。できないから、別のやり方を探すのです。

本文抜粋


僕の文章に対して率直に真摯に向き合って、自分の否定する考えに対しても冷静にあくまでも公平に取り入れられることがないか?と噛み砕いてみる。そんな姿勢が強く伝わってきた。

もちろん僕と同じ価値観や考え方ではないし、違うところも受け入れられないところもあるはず。それでも僕の書かんとしてることを汲み取ろうとしながら聞いてくれているようだった。まるで目の前で対話しているような気持ちになった。


そして最後にはこう締めくくられていた。

でもさ、久しぶりにnote書くきっかけになったし、ちょっと他人の目を意識して文字をつづるというのも興味深かったし、おもしろかったし、ちょっと時々へこんだけど、それはそれで内省の種がぽろぽろ見つかったということだし、ありがとう、この本を書いてくれて。ただ勇気を出して手間をかけて本を出してくれたこと、それが偶然僕のアンテナに引っかかったことに感謝を。

本文抜粋

でもさ、そういうのを、読んだよっていうことを表明するのも、勇気が必要で。だから僕は、ボトルメッセージを流して楽しむのさ。どこかで誰かがいつかこれを読むことを確信して。

本文抜粋


すごく、嬉しかった。

「届いたんだ。」そう感じた。



このレビューnoteの本文は『遊ぶライフハック』を読み進めながら書いているらしく、その都度の心の機微が手にとるように伝わってくる。まるで本の端に走り書きしたメモたちを読んでいるようで、著者であるはずの僕自身が、分かる!となりながらニヤニヤしてしまった。


自分の本を第三者目線で見られる新鮮な体験だったし、何よりこれほどの熱量で気持ちをぶつけられた(ぶつけてるつもりはないかもしれないけれど)受け取れたことは作家として、これ以上ない自信になった。


届けたい人にちゃんと贈ることができた。

そして、そんな遠いネットの海の向こうから偶然か必然か、宛名もないのにボトルメッセージが届いたんだ。



     ✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳✳


今回の件で、僕のこれまでやってきたことがまた一つ実を結んだ気がした。

無駄じゃないし、たしかに誰かの背中を押せている。


だからこのnoteでボトルメッセージの返信を送ろうと思う。


受け取ってくれたらすごく嬉しいし、このnoteを読んでニヤニヤしてくれたらこっちまでニヤニヤしちゃうな。そんなことを考えて。


流してくれて、ありがとう。


ちゃんと届いたよ。







ーー追伸ーーー

最後に今回紹介されていた『遊ぶライフハック』のkindleはこちらから購読できます(Unlimitedなら無料です)↓↓

「大人だからこそ自分のために生きていい」

そんな抜け道ルートを沢山詰め込みました。

大人らしく大人気なく一緒に遊びませんか?


おみくじ