見出し画像

人にして人を毛嫌いするなかれ

『人にして人を毛嫌いするなかれ』
『学問のすゝめ』より

学問のすすめは、『天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず』と言えり…ではじまることで有名ですが、この後は、全く別の展開になります。

人間みんな生まれながらに平等だけど、驚くほど差がある。それは(社会に役立つ)勉強をしているかどうかの差である。だから、勉強をすべき…という流れです。

学問のすすめは、今の時代に読んでも本当に勉強になるので、今後もお話させていただく機会があると思います。

その学問のすすめの最後の一文が冒頭に引用させていただいたものです。人間が人間を毛嫌いしてはいけないということです。

私は、自分では人見知りで、好き嫌いがハッキリ分かれるタイプと思っていましたが、最近『誰とでも仲良いよね』と言われることが増えて、実は人が苦手じゃないんじゃないかと思い始めました。

みんなが敬遠するような厳しい上司やクセのある人が苦手じゃないことが多いです。あいつはダメだと批判される人に対して、いいところを見つけて褒めてフォローすることがよくあります。

絶対に怒られると思って行くのをためらうような人のところにも、話せばわかると思って、短時間で決心して会いに行くことが多いです。

八方美人と思われるかもしれませんが、意外と人間のことが好きで、人を簡単には嫌いにならないタイプなんだと思います。

人間関係に悩んだら、『人を毛嫌いするなかれ』の精神で、もう一度相手と向き合ってみてはいかがでしょうか。きっと、相手のいいところが見つかって、愛おしく感じると思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?