他力本願について
先日、西本願寺に行き、『他力本願』という言葉の意味を改めて考える機会をいただきました。
今日では、他人に頼ってばかりで無責任というマイナスのイメージで使われがちですが、親鸞聖人の教えでは、頼られれば誰でも分け隔てなく救いたいということが阿弥陀様の本願であるという意味(ニュアンスが微妙に違ったらすみません…)で、頼ることを否定的に捉えてはおらず、むしろ、積極的に頼りなさいとも聞こえます。
私は、自分に自信がないのもありますが、自分の能力の限界をある程度悟っているので、仕事において何でも自分ひとりでやり抜くということはけっこう序盤に諦めています。
それぞれのセクションにその道のプロがいるので、自分で考えてわからないことは、割とすぐにプロに確認するようにしています。もちろん、プロと話すために最低限の知識を得ることは必要だと思います。そして、答えに早く辿り着くには、誰に相談すべきかを見極めることが重要です。
自分ひとりで抱えてたり、悩んだりする時間が大事なこともありますが、忙しい現代社会の中では、ただの時間の浪費になっていることが多いと思います。
プロに相談すれば、悩みや懸案をすぐに解決してくれるので、仕事中は余裕があることも多く、空いた時間で忙しい人を手伝ったり、そもそも残業せずに帰れたり、好循環が生み出せる気がします。
私自身、自然と他力本願の精神で仕事をしていたことに気付きましたが、それは必ずしも悪くないのではないかと思いました。
何かお悩みがあれば、信頼できるどなたかを頼って、相談してみてはいかがでしょうか。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
写真は以前特別公開された飛雲閣です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?