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80・20について

以前ご紹介した『プロジェクトを変える12の知恵― ケンブリッジ式 ファシリテーション ―』から、80・20という考え方について、お話させていただきます。エイティトウェンティと読むそうです。

私は基本的に自信がない人間なのですが、仕事において唯一自信を持っていることがあります。それは仕事の速さです。前任者が年間何百時間も残業している職場でも、たいてい定時で帰ります。

その要因として、この本に書かれている80・20の考え方を自然と実戦していることだと気付きました。

80・20とは、ある仕事について、80%の完成度までなら20%の労力でできるということです。これは、経済学のパレートの法則(20%の高所得者が全体の80%の所得を占める)を応用した考え方です。

以前、私はすぐ誰かに相談すると書きましたが、80%までは自力でやって、早めに相談しながらみんなで完成を目指すやり方を取ります。

それは、仮に自分の中で100%と思うことをやっても、みんなにとって正解とは限らず、その段になってやり直すと、手戻りのロスが大幅に発生するからです。

100%を一人で目指すのは相当な労力を必要としますが、かなり時間をかけて作って、上司の意図と違うものだったら、こんなに時間かける前にもっと早く相談して欲しかったって思われると思います。

ただ、この方法を個人的に勝手に始めると、手抜きしているように思われることもあるので、できれば実戦する前に周囲の理解は得た方がいいと思います。

80・20を実戦して定時で帰ってご家族との時間を大切にしましょう。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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