雑用を引き受けること
世の中には誰にも割り当てられていない雑用という仕事があります。雑用というと、めんどくさいとかやりたくないとかいうイメージがあるかと思いますが、これを疎かにしないことが意外と大事な気がします。
雑用というくらいですから、突き詰めていくといろんな仕事がありますが、ここではわかりやすく、電話を取るということを雑用の代表例として話を進めていきます。
雑用を引き受けたところで、自分の成果には繋がりにくいので、やりたくないのはある意味合理的で自然な流れなのだと思います。
ただ、誰かがやらないといけない仕事のため、引き受けるとまわりの人は助かります。
誰がやるか曖昧なため、放っておくと、若い人電話出て…みたいな流れになり、特定の誰かに負担が偏りがちです。
電話の問い合わせ対応を経験すれば、いろいろ勉強になるし、いいこともありますが、本業が中断しますし、内容によっては時間もかかるので、これが毎日となると、かなりの負担になります。
誰がやってもいい雑用に対して、当番のような形で、役割を割り当てるのは、1つ解決策になると思います。ただ、そううまくいかないので、この問題はどの職場でも共通して存在するのだと思います。
ならば、思い切って発想を変えて、雑用を積極的に引き受けてみてはどうでしょうか。
雑用を積極的に引き受けることは、成果や評価には繋がりにくいかもしれませんが、仲間の信頼を得ることに繋がると思います。不公平感を感じるかもしれませんが、その積極的な姿勢は決して無駄にはなりません。
昔話で恐縮ですが、テルハラ等存在しない時代に新人をやっていたので、先輩から、ワンコールで取りなさいと厳しく指導されてきました。それが今でもしみついていて、電話が鳴りっぱなしなのが気持ち悪く、だいたいワンコールで取っています。めんどくさい相談やクレームもけっこうあって、長い時間割かれることも多くあります。それはわかってても、逃げずに、また電話に出ます。そういう姿勢は、きっとまわりに伝わっていると思います。
私をご存知の方は疑問に思っていたかもしれませんが、よく早退して、明るい時間から飲んでたり、サッカーを観に行ってたり、割と自由にやらせてもらっています。ただ、基本的には毎日職場にいて、本業はもちろん雑用からも逃げないことで、まわりの信頼が得られ、ある程度自由に振る舞っても許してもらえるのだと思います。
目先の損得だけ考えると、雑用なんてやらない方が合理的かもしれませんが、他では得難い大事な何かが得られるはずですので、不公平感はあるかもしれませんが、気にせず積極的に取り組んでみるといいかもしれません。その積極的な姿勢で、少しずつ何かが変わると思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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