2024年は銘柄選択の質で勝負!

 新年あけましておめでとうございます。
2023年は序盤に早期利下げ期待などからドル安円高方向に振れました。
利下げ期待後退でドル高円安方向に戻りました。
年末にかけて、FRBの追加利上げ見送りがドル安円高をもたらしました。
また、米国債長期金利の低下も株高と為替変動に影響しました。
 日本市場は歴史的円安による輸出の伸び、インバウンド収入が注目されました。株式市場の割安感と企業の好業績が海外投資家を呼び込みました。
 今後も、日銀の政策転換に対する期待感が為替や長期金利に影響しそうです。
 
 今年から新NISAが始まりました。今年の注目ポイントを紹介します。
・不動産市場や対米問題で不安が膨らむ中国経済。
・アメリカの政策金利低下とその頻度。
・各地の戦争問題と気候変動について。

 2024年は投資家にとって楽観的になれる年ではないと思います。
・日本では実質賃金が依然としてマイナス。
・世界の金利政策転換で円高へ。
①エネルギーコストが減ることはメリット。
②輸出にとって収益減。
③インバウンド収入減。
・中国経済不調が日本企業に与える影響。

 ドル安円高でドルでの資産運用を目指したい。しかし、今後数年は日米金利差縮小の相場です。為替損を被る可能性があります。円で持ち続けるか為替損覚悟でアメリカ株、世界株を買うか。銘柄の質を重視したいです。

 2024年はバリュー分析が重要になりそうです。
バリュー投資を行うメリット:
・実体経済を肌感できる。
・相場やニュースに気持ちが左右されなくなる。
 
 企業分析を通じて経済状況を把握することができます。
例: インドネシア金融機関の自己資本比率が高い
Bank Mandiriは12%台/Bank Rakyat Indonesiaは16%台
 アメリカの地銀が経営破綻して市場にショックを与えました。個人的に自己資本比率の低い企業(6-7%)の株価が下落しているように見えます。
アメリカの地銀に不安があるのであれば新興国の金融機関を視ることも面白いでしょう。GDP成長率が高い国の銀行を何社は分析しましたが、業績が良くて自己資本比率が高い特徴がありました。新興国は先進国と比較してリスクが高いイメージがありますが、自己資本比率が高いことは安心感につながります。
例:BNCCorp を視て。
 住宅ローン販売の低調さが2023年3Qで見てとれます。金利が高い状況で住宅ローン販売が低調になることは予測できますが、企業の財務分析を通じてより実感できます。

※企業名を出していますが、投資は自己責任でお願いします。

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