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偉人から学べたり学べなかったりするオススメの伝記映画五選

私は映画のジャンルでは伝記映画が一番好きであります。

伝記映画とは・・
伝記映画(でんきえいが)は映画のジャンルのひとつで、歴史上の偉人など、実在の人物の生涯もしくは半生を描いた映画を指す。 ほとんどの作品は完全な伝記や史実に基づくものではなく、制作者が多少の創作や脚色をくわえることが一般的である。
wikipediaより

やはり、完全なフィクションより濃厚なドラマがありますし、同じ人物を描くにしても作者の切り口によって印象が変わったりしますからね。いろいろと再発見があるのが伝記映画の良さです。

そこで、私がオススメの伝記映画を五本ご紹介いたします。

ちなみに・・
ラストエンペラー』『ガンジー』『アマデウス』『シンドラーのリスト』『ビューティフル・マインド』『英国王のスピーチ』はここに挙げている五本以上に素晴らしい作品ですが、何れもアカデミー作品賞を受賞した作品ですので、私があえて紹介することもないだろうと思いますので省きました。(しかし、伝記映画ってアカデミー賞に強いですね👍)

それでは1本目は・・

トム・シャドヤック監督『パッチ・アダムス

クリニクラウン(臨床道化師)を始めたお医者さんであるパッチ・アダムスの半生を描いた作品です。
あまりにシステマチックで人間味のない病院に疑問を感じて、楽しんで治療が出来る病院設立を目指して奮闘していく姿は見ていると元気がもらえます。

二本目は・・

フランシス・フォード・コッポラ監督『タッカー

アメ車で初めてシートベルトを採用したタッカー・トーピードを製造して、自動車業界に改革をもたらそうとしたプレストン・トマス・タッカーの半生を描いた作品です。
既得権益を守ろうとする大手自動車メーカーから妨害を受けながら改革を実行しようとする姿は感動いたします。現代日本にも通じるものがありますね・・

三本目は・・

ガス・ヴァン・サント監督『ミルク

アメリカで初めてゲイを公表して公職者となったハーヴェイ・ミルクの半生を描いた作品です。
最終的に敗れはしましたが、今年のアメリカ大統領選で、ゲイを公表しているピート・ブティジェッジが民主党の予備選でアイオワ州で勝利したのも、全てはこの人が最初にゲイの権利を守るために戦ったからであります。信念を持った政治家というのはこういう人を言うのだと思います。ちなみにこの作品で主演のショーン・ペンはアカデミー賞の主演男優賞を受賞しています。輪郭が全く違うのにそっくりに見えます👍

四本目は・・

スパイク・リー監督『マルコムX

アメリカの黒人公民権運動活動家のマルコム・Xの半生を描いた作品です。
マルコム・Xはよくキング牧師と比べれるますが、この作品の監督のスパイク・リーはインタビューで・・

『キング牧師は白人が作り上げたヒーローだ。黒人は誰もキング牧師を指導者なんて思っていない。本当に公民権運動を戦ったのはマルコム・Xだ‼️』と語っています。

確かに公民権運動とは白人との戦いなのですから、その中で白人に認められる黒人より、白人に恐れられて嫌われてる黒人こそが本当に戦っている人なのでしょうね。

最後は・・

高橋伴明監督 『TATTOO<刺青>あり

今回の中で唯一の邦画。そして、今回の中で唯一尊敬できない人物を描いた作品です。
この作品は三菱銀行人質事件の犯人・梅川昭美が事件を起こすまでを描いています。しかし、この映画は本当に面白いです‼️描かれている人物は尊敬出来ませんが、映画として間違いなく楽しめます‼️
実は山口組の三代目が襲撃されたベラミ事件の実行犯・鳴海清と、この梅川昭美は同じ女性と交際していたのです。(映画では梅川昭美と付き合った後に鳴海清と付き合ってますが、実際は鳴海清と付き合った後に梅川昭美と付き合ってます)男を暴走させる妖艶な女性を高橋惠子さんが見事なまで演じております。

今回ご紹介した五本は、好みはあるかもしれませんが絶対に観て損はありません。オススメの作品です👍

余談ですが・・
生存している日本人で、将来的に伝記映画が作られるような人っているかな?と考えてましたが・・政治家にはまずいないですね😓😓

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