やはり改革は必要だなと感じました〜亀井静香氏の著書『永田町動物園 日本をダメにした101人を読んで〜
先日、亀井静香さんの『永田町動物園 日本をダメにした101人』を読了しました。
いろんな政治家たちとのエピソードが語られ、かなりの上から目線で批評がなされています。
なかなか興味深いエピソードが語られ、本としてはとても面白かったです。しかし、これを読むと本当に政治改革は必要だなと感じました。
例えば・・
梶山静六さんの件では・・
『飲み方も、豪傑そのものだった。2人で料亭に行って芸妓さんを呼び、いつも梶山さんは芸妓さんのおっぱいを揉みながら酒を飲んだ。』
なんか凄いですが・・一有権者として言わせてもらうと、こんなことをしている人間に投票する気にはなれません。しかもこのエピソードで豪傑と言いますか?
塚原俊平さんの件では・・
『俊平が第1次橋本内閣で通産大臣だった頃のことを思い出す。朝、少しだけ大臣室に顔を出して仕事をするのだが、昼になると事務所に戻り、昼飯を食べながら俺たちと麻雀を始める。国会開会中だって関係ない。秘書官や役人が決裁を取るため、文章を持参してくるのだが、俊平は麻雀に集中しているから、あまり中身を見ないまま決裁していた。』
直感の持ち主で判断力に優れていたとフォロー?するような文章がありますが、大臣がそんな感じで決裁していたのですか‼️真面目に説明にきた官僚からしたらたまったもんじゃないのではないでしょうか?
霞ヶ関で自殺した官僚のことは報道されないといいます。毎年必ず数人はそういう人間がいるとのことです。残業が多い上にこんな扱い受けてたら自殺する者は後を絶たないのではないでしょうか?
石破茂さんの件では・・
『少し陰気なところのある石破は、仲間の作り方にも問題がある。薄暗いホテルのレストランやバーでウイスキーを舐めているようでは駄目だ。料亭の座敷で膝を突き合わせて、酒を酌み交わさないといけない。そこで一緒になって、総理の悪口を語り合うのだ。血を結ぶにはそれなりの儀式をやらないといけない。
さらに大事なのは、仲間に金を配ることだ。俺が総裁選に出たときは、十五、六億円くらいかかった。盆暮れもカネを配る。そうやって支えてくれる人間を増やしていかなければ、総理総裁なんてなれっこないのだ。』
この部分だけでなく、この本の中にはお金を配った貰ったという表記は至る所で見られます。
著者である亀井静香さんは全編を通じて政治はこういうものだと断定的に書かれています。しかし、本当にそうなのでしょうか?
だとしたら、そんな政治は変えていかなければなりません。
なんか亀井さんより石破さんの方がまともなんじゃないかと思いました。
亀井静香さんは、やはり過去の遺物なんだと思います。