映画感想「劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」(Filmarksより)
マクロスΔの完結編。
フレイアの故郷ウィンダミアで、凱旋を兼ねたワルキューレのライブが開かれるがその夜、謎の敵が襲来する…。
TV版は放送当時に視聴済みだが、正直に言うとあまり印象に残っていなかった。
なので今回もF短編が目当てだったクチだが、素直に認めるとこちらが最高だった。
近年CGの発達により、歌&ダンスのライブシーンがアニメにも多い。そのクオリティはどんどん上がり、絵での模倣というよりオリジナルのエンタメの域に達している。
そんなアニメライブの極地とでも言おうか、アニメでなければ不可能な表現が「夢」を見せてくれる。
その中で、この作品の肝である星間恋愛の着地点と運命を描き切るストーリーは見事。
ワルキューレメンバーの感情の乗った歌声が、アテフリとは違うライブ感となって胸に刺さった。
特に思い入れという程のものが無かった私が、結末が気になり没頭していた。
これはフレイアの痛みが真に迫っていた証ではなかろうか。
是非、本作のファンがどう受け止めたかを聞いてみたい一作だった。
「あきらめない、あきらめない」
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