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「足るを知る」を知るとは
今週は10年に1度の寒波がやってくるとの予報。
寒さの備えはしてあるけれど、どうも寒さを防げてフォーマルなコーディネートというのはなかなか難しい。特に足元。だからずっと狙っている靴がある。まだまだ先の話。
今年は春から節約をしていて、やっとひと段落した。
こんな状況になる前と後では、全然刺さり方が違う本をきょう読んだ。家には2年前くらいからあったのだが、最後の章が読み切れずにいた。
なんとなく、頭から少し読み返してみたりもした。
本って必要な時に現れるから手に取ってその時読むべしって、聞くけど、ほんとそうなのかもって思った。
特に刺さったのは「足るを知る」という概念。
「やっぱわしの愛機には高価なレンズよりもこのオールドレンズが合うのう」
っていうのも「足るを知る」かもしれないんだけど、今日はもうちょっと漠然とした話を書く。
「せっかく高い目標目指してがんばってるのに!」
という気持ちと
「うん、わかるよ。このままでも充分幸せだもんね。」
という気持ちと
混ぜこぜになる。
複雑な気持ち。を呼び起こす言葉。
と同時に頭に留めておきたい言葉。
去年から今年は一生分の失敗をして一生分の勇気を使い果たすような一年だった。それはヒリヒリなんてものではなくて恐怖でしかなかった。
失敗する選択肢かどうかなんて、実際進んでみないとわからなかい。
足るを知らずにした失敗であることを自覚せずにその失敗を重ねると、失敗は成功の元とはいえ、一度は重く長く立ち行かなくなる。
そして今、本当に大切なことだけが手元に残った。
そしてそれが手元に残っているだけでもどれだけ幸せなことかを思い知った。
思いっきり笑えるようにもなった。
まあ、あらためて来年頑張っていこうや、ってのが今。わりと穏やか。
来年は、去年今年と同じことをしていてはいけないだろうな。それは理解。万能ではないってことを思い知った。
自分の持っているすべての力のバランスと、それから頼れる誰か、学校の先生とか、お医者さんとか、お友達や先輩や他人の力を借りて。リラックスして生きていくことで自分自身を手放さずに済むのだと思う。ひとりで頑張ってもいいことない。まわりのみんなが自分に気付きをたくさんくれる。そして恩返しをしたらよい。
自分自身を手放した状態というのは、心にときめきを情熱を灯してくれる源を見失った状態。その源は自分にしかわからないもので、それは見失ってはいけなくて。
それでも見失ってしまう時が人にはあって。
振り返ると、未熟だった。選択の精度が甘すぎた。
でもその結果としての辛さやさまざまな問題を、なんとか解決して乗り越えられてきたんだから、これからのこと、大丈夫なんじゃない?とも思えるようになった。
大変なことがあってよかったなんてとてもじゃないけど思えないけど、けど。
自分を信じてよかったし、自分を信じてくれる人たちを信じてきてよかった。
切り捨てるものもよくわかった。かみついても変わらないことも。
「足るを知る」という概念が大切とどんなに説かれても、情熱の源を手放すという選択肢はない。
この一年で、適切な目標の目指し方や、そのための働き方と、しっかり向き合えたりシミュレーションできたから。
思うのはその、「足る」、って、レベル更新できるのか?ってこと。
なんだか、自分の「足る」は更新され続けてる気がする。
自分の「足る」に目を配りながら、バランスよく、わくわくと感謝を忘れず、他人と比べずに、他人に頼りながら、みんなと進んでいく。
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