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ところは東京麻布十番折しも昼下がり

東京スケバン散歩/麻布十番

まだ梅雨入り前なのに、なんだか梅雨明けのような天気。

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お墓参りに。

ところは東京麻布十番折しも昼下がり。
とは言え、参った後、行きたいお蕎麦屋さんはランチタイム時間外。や、そもそも、ランチタイムがないから蕎麦屋っていうんじゃねーのかいおまえさん…と面倒くさい江戸っ子のオジサンのようなことをぶつぶつ言いながら、結局、気がつけば墓参ルーティンの更科にイン。ルーティン大事なので。

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東京の中でどこか好きな街に住んでいいといわれたら、麻布十番に住みたい。口裂けももんがが出るから怖いけど。と、子供の頃から思っていた風街っ子です。他には特に住んでみたい場所はないんですけどね。

麻布十番に駅ができる前の、陸の孤島と言われていた頃はもっと明らかに“気”が違う土地なのが素人にもわかるくらいだった。しかし、たまに来るだけの者の印象に過ぎませんが、駅ができて賑やかになった後も、あの独特の“サンクチュアリ感”はずっと変わらない気がする。
ものすごく都会なのに、今はもう失われた東京のかけらがあちこちに残っている土地。

最近、東京の花街だったところに興味があっていろいろ本を読んでいる。三業地を中心に街が作られてきた歴史は、ちゃんと今の東京にも“気配”として残っている。先月出たばかりのこの本は、白金から麻布十番にかけての粋な芸者衆のことも詳しく書かれていて面白かったです。
最近、歳をとってきたら、古地図片手に街歩きしてた大滝さんにだんだん似てきたねーと言われた。恐縮です(似てませんから!)。

今年はどんな夏になるかわからないけど、それでも夏はやってくる。というか、もう夏だな。蝉にはまだ早いけど、ぎんぎんぎらぎらの夏なんです。

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麻布十番商店街の風物詩、宇野亜喜良先生イラスト。このイラストの右下に描かれたカエルは実はカエルに姿を変えた都知事で「8時にはかえる みんなかえる」って言ってるんだよねー、かえるの背中には《東京都》ってロゴが入ってるんだよ…とか言って笑ってたら、目の前を都民ファーストの選挙カーが通ったよ。こわいこわい。なので、明るいうちに帰ります。


しかしまぁ、パンデミックの閉塞感と関係あるのかどうか知らんが、麻布十番もそこそこ荒れとるな。
↓お供えかと思ったら、食べ残しw。

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