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ガルプラ ベストパフォーマンスを振り返るっ!!【探索戦編】

【はじめに】

これから発表する「ベストパフォーマンス」とは、あくまでも私個人の評価により選定したものです。私が素直に心動いた、そして文章にしたいほど強く惹かれたパフォーマンスのみを抜粋しております。

そして、どのメンバーがどの段階で脱落したか等、番組全話通しての内容にも触れていますので、これから追いかけて視聴しようと考えている方は絶対に目を通さないようにお願いいたします!!

【探索戦とは】
第1話〜2話

すべてはここから始まった!

参加者たちのお手並拝見。
K(韓国)C(中国)J(日本)それぞれのグループ内でチームとなり、それぞれ違った楽曲を披露した。評価はマスターらがその場で行い、その上位9名はTOP9となり、あらかじめ運営側によって組まれていたセル(KCJ1人ずつ計3人のチームのこと。ガルプラは当初、このセルという単位での生存か脱落だった。)のメンバーを選ぶ優先権が与えられた。

※第1回生存者発表で惜しくも脱落となってしまった、Jグループ 比屋定和ちゃんがのちにこの動画で話している内容によると、この時のチームの人数・メンバー・披露する楽曲は運営側からあらかじめ指定されていたよう。

(今や懐かしい、すべてのはじまり)

(セルが組まれる瞬間)

【駄々的ベストパフォーマンス4選!】

以下、
原曲アーティスト名『タイトル』
原曲MV
所属グループ
「グループ名」
・メンバー(順不同)
※なお、今回は淡々と語りたいが為に、メンバーらに「ちゃん」や「たん」「たそ」(?)はあえて付けておりません!

BLACKPINK『Boombayah』

Jグループ
「Burn Crush」
・江崎ひかる(最終順位7位)
・神蔵令(第1回生存者発表で脱落)
・野仲紗奈(最終順位16位)
・嘉味元琴音(第3回生存者発表で脱落)

(パフォーマンス動画。以下画像はすべてこの動画より。)

驚きました。私はこのパフォーマンスをリアルタイムで観ていた際、※事前評価Jグループ1位として華々しくスポットライトを浴びる江崎ひかる、そしてそれに負けず劣らずラップが光っていた神蔵令にばかり目がいっていました。それが、のちに観返してみると、私が大好きになってしまった野仲紗奈、さらには駄々的メインラッパー候補として名前を挙げるほど、ラッパーとしてこの番組を通して突き抜けてゆく嘉味元琴音までいるではありませんか。とんだドリームチームです。

※KCJそれぞれのグループの参加者らによる評価50%専門家らによる評価50%で決定されたようです。

わたくしはPRODUCE48は観ていませんでしたが、この『Boombayah』という楽曲は、「なんかあった」そうですね?というわけで、日本人×Boombayahで「大丈夫なのか?」というような流れの中始まったパフォーマンスの、わずか1秒後、それまで背もたれに身体を預けていた会場全体が一気に身を乗り出し、彼女たちに釘付けになったのを思い出します。

まず、やはりこの時の江崎ひかるは4人の中でも何か突き抜けているように感じました。一体「何が」そう感じさせるのか?私なりに考えてみたところ、彼女から漂う「余裕」かと。もちろんダンスやラップもキレがあって素晴らしいとは思うのですが、「悟りを開いているのか?」というほどの余裕っぷり。そもそものお顔の雰囲気もあるでしょうが、「一生懸命さ」が前面に出そうな場面でも「平然とした表情」を貫き、そしてそれが似合っている。なかなかお目にかかれない雰囲気をまとっているのは確かではないでしょうか。余裕を醸し出すのには相当な自信が必要かと存じますが、それほどの自信をつけるに値する充分な鍛錬も積んできたということでしょう。

そして神蔵令も見事だったと思います。やはりパフォーマンスは最初が肝心でしょう。その肝心な部分を務めた彼女が、自信に満ちた表情で「私たちに期待してくれていいよ!」と言い切ったことで、我々はもう一歩深く、彼女らに踏み込んだのではないでしょうか。

前半のラップパートは非常にパワフルでエッジも効いていたと思います。あれだけ言葉がギチギチに詰まっていると、思わず「噛んでしまいそう」なんて、素人である私は若干ハラハラもしましたが、なんのその。その後の野仲紗奈に見事に繋げてみせました。後半では江崎ひかるの「LAMBO」ばかりが抜かれまくっていましたが、彼女の髪を搔き上げながらの「GAMBLE」もなかなかのインパクトだったのではないでしょうか。

そしてリアルタイムではほぼ何も感じていなかった野仲紗奈のボーカルは、今観返すと十分に素晴らしいと思います。がしかし、私は江崎ひかる神蔵令にばかり目がいってしまった…。それほどこのチームのレベルが高かったということでしょう。それに、野仲紗奈の歌い出しは一瞬「ロゼか?」と思いませんか?野仲紗奈大好き人間になってしまった今、彼女のさまざまなこれまでのパフォーマンスも考慮した上で、私はやはり彼女はロゼと近い成分を持った声のような気がします。

(BLACKPINK ロゼのソロ曲を貼っておきましょう。私的今年度No.1ソング。)

それから、この時ほとんど目立っていなかった(と私は感じた)嘉味元琴音ですが、この後のミッションからその存在感を発揮していきます。個人的にはCONNECT MISSIONでの『Pretty U』、そしてO.O.O MISSIONでの彼女には特に目を見張るものがあったように思います。

COMBINATION MISSIONで彼女のチームが『VVS』を披露した際、私は「琴音ちゃんはソロのラッパーでもいけるかも」というようなことを書いたのですが、CREATION MISSION『U+Me=LOVE』や、O.O.O MISSIONでの彼女を観て、やはりこれだけ踊れてラップが出来るならグループに居て欲しいなと思いました。今回は残念ながら脱落してしまいましたが、今後に期待しています。

(『ベストパフォーマンスを振り返るっ!!【CREATION MISSION編】』で、『U+Me=LOVE』について語っています。)

(『Pretty U』での嘉味元琴音。0:28〜安定感のあるラップを披露。)

(O.O.O MISSIONでの嘉味元琴音。1:48〜ラップパート。一言。巧い!!)

(パフォーマンス FULL ver.)

HYUNA『Bubble Pop!』

Kグループ
・チェ・ユジン(最終順位3位)

(パフォーマンス動画。以下画像はすべてこの動画より。)

現CLCのメンバーであるチェ・ユジンのサバイバル番組への参戦は、世間と他の参加者らを大いに驚かせたようでした。

わたくしはこの時、CLCというグループを全く存じ上げておりませんでしたが、彼女の番組内での扱われ方から「大物なのだろう」と感じていました。現に、彼女は第1話最後の最後に登場し、パフォーマンスを始めるのですが、そこで我々が視聴できたのは冒頭部分のみ。続きは次週!という、お約束のおあずけ状態にされてしまいました。このことからも、彼女が番組の最初の「目玉」であったことが窺えます。

一体現役アイドルで、大物のように扱われている彼女の実力は如何程のものなのか。現役といえど、実力があるとは限りません。むしろ、活動期間で練習生よりも自身を鍛錬する時間は少ない日々を過ごしてきたのではないでしょうか。ひょっとすると期待を大きく下回るパフォーマンスとなってしまう可能性もありました。

がしかし、第2話で全貌が明らかとなった彼女のパフォーマンスには、「さすが現役アイドルだ!」素直にそう思わされました。ダンスのキレ(特にラスト5秒)や歌声もですが、視線の使い方が抜群だったと思います。自分を「どう見せるか」という、プロとしてステージを積んできた者だからこそ辿り着ける境地を見せつけられたように感じました。ただただ素晴らしかったです。

ちなみにその後はというと、私は特別彼女に注目する機会なく番組を視聴し続けてゆきます。が、CREATION MISSION『Shoot!』でのリーダー&メインボーカルとしての奮闘や、パフォーマンス後のソンミ氏からの、なんだか「これまでの苦労(ガルプラ以前も含め)を全てわかって」口にしたようなメッセージにはグッときてしまいました。

(『Shoot!』パフォーマンス動画)

さらに、私は彼女きっかけでCLCの楽曲も色々と聴き始めるようになります。最もお気に入りはこちらの楽曲です。こんなに格好良いグループがもう活動の予定がないというのは、なんとも厳しい世界ですね。

(パフォーマンス FULL ver.)

NCT127『英雄; Kick It』

Kグループ
「Hot Sauce」
・ソ・ヨンウン(最終順位5位)
・ユン・ジア(第2回生存者発表で脱落)

(パフォーマンス動画。以下タイムや画像はすべてこちらの動画より。)

これまで何度もわたくしの記事にお名前を出させていただきました。そして番組が終盤に差し掛かる頃には、ソ・“何が出来ひんのかわからん”ヨンウンと勝手にミドルネームまで付けてしまうほど多彩な魅力を持ったソ・ヨンウンのこの登場には誰もが驚愕したことでしょう。
(こちらの記事後半で探索戦以降のソ・ヨンウンについて述べています。)

にこやかに舞台へ登場し、全身黒の中で目立つ小さなお顔白く細い両腕から、この後とんでもないものが繰り出されるなど、誰が予想したでしょうか。パフォーマンス前の自己紹介でも、そのあまりのハイテンションっぷりに、プラネットマスターヨ・ジング氏も押され気味になるなど、「なんかヤバい子来たな〜ハハハ」なんて雰囲気でパフォーマンスは始まることとなったのですが、今の今まで朗らかだった彼女は、スタンバイで一瞬にして表情を変えます。

獲物を狙うかのような鋭い視線。けれども彼女らが披露するのはあの『英雄』です。ヨジャで一体どこまで力強さを出すことができるのでしょうか。この視線は見掛け倒しなのか?いいえ、見掛け倒しどころか、始まりに過ぎませんでした

彼女が動き出した途端、誰もが確信したでしょう。「これは伝説的なステージになる」と。印象的な「New  Thangs」でバチっとキメてきた両腕は、先ほどの印象からは程遠い、力強く筋肉質日頃の鍛錬を感じさせます。そしてこの表情。挑発的で、何より自分に相当な自信があることを窺わせます。

(安定したラップも見事!)

1:21〜のダンスブレイクからは会場のボルテージも最高潮。完全にステージを自分たちのモノにし、最後のキメポーズではまさに“英雄”らしい立ち姿で大喝采を浴びることとなりました。

ソ・ヨンウンはこのステージで「とんでもないダンスを披露するラッパー」という強烈な印象を我々に植え付けたことでしょう。がしかし、このステージ“自体”もまた始まりに過ぎず、彼女の数多ある魅力のたったひとつを見せられたに過ぎなかったことを、我々はのちに知ってゆくこととなります。

ちなみに私はこの時、ソ・ヨンウンにばかり目がいってしまったのですが、相棒のユン・ジアにも、のちのCOMBINATION MISSION『Salute』で惹きつけられることとなります。

(『ベストパフォーマンスを振り返るっ!!【COMBINATION MISSION編】』で『Salute』について詳しく語っています。)

この2人の絆はその後の番組内でもたびたび見ることができます(ジアのパフォーマンスに対するヨンウンの反応等)。特に第1回生存者発表式のあのシーンは、“ヨンジア”ファンにとって忘れられない名場面となったのではないでしょうか。

(パフォーマンスFULL ver.)

K/DA『POP/STARS』

 Kグループ
「Shooting Star」
・キム・ダヨン(最終順位4位)
・チェ・イェヨン(第2回生存者発表で脱落)
・キム・スヨン(最終順位10位)

(パフォーマンス動画。以下タイムや画像はすべてこちらの動画より。)

これまでわたくしの記事を読んでくださっていた方々には充分過ぎるほど伝わっていることと思いますが、やはり探索戦で最も衝撃を受けたのはこのパフォーマンスでした。私がキム・ダヨンチェ・イェヨンにこれから注目していこうと思うきっかけとなったパフォーマンスでもあります。

キム・ダヨンはこのパフォーマンスで、※事前評価Kグループ1位の名に恥じないパフォーマンスを披露してみせますが、TOP9に選ばれることはなく、CやJグループの1位はランクインし、自分だけができなかったという事実にプレッシャーを感じてしまいます。

※KCJそれぞれのグループの参加者らによる評価50%専門家らによる評価50%で決定されたようです。

「すでにガルプラで過程が出来て」いて、「キム・ダヨンという人間がどんな人物かも見えてきた」上での素晴らしいパフォーマンスへの感動も、もちろん良いものではありますが、おそらく多くの視聴者らにとって「韓国で事前にトップの成績を収めた凄い子らしい」という情報しかない中、真っ黒なロングヘアをなびかせ颯爽と登場し、その名に恥じぬ完璧かつ挑発的なパフォーマンスを披露した彼女への衝撃を、私はこの映像を観返してたびたび蘇らせたくなったりします。

(最後の決めポーズ。キム・ダヨンの表情から放たれるオーラが凄まじい。)

そして、そのキム・ダヨン以上に個人的に衝撃だったのがチェ・イェヨンです。1:27〜彼女がセンターでサビを歌い始めた際、頭のてっぺんから足のつま先まで鳥肌が立つようでした。がしかし、これは第1波にすぎず、続く1:30で第2波をぶつけてきた彼女。そして1:48でこちらにダメ押しの一声。が、サビ以降で度肝を抜かれたことで、サビ以前の彼女のヤバさにも気づかされます。

序盤、彼女が歌い始めた際は、その後の高音が想像できないほどの低音です。太く力強い低音も出すことができる、さらにそれを踊りながら、表情も管理しながら行うことができる。なおかつ、アイドルを絵に描いたようなかわいらしいビジュアル…という彼女には、思わず「天は何物与えれば気がすむのやらっ!」と嘆いてしまうほど。

(イェヨンの力強い「You ready for this Let's go」で挟まれる、会場上からのこのカットにはまるで「さあさあみなさん!ご注目!」と言われているかのよう。そしてそこから始まるダヨンのラップパートもまた力強い。)

ちなみに、前述の2人と共にパフォーマンスを披露したKグループ  キム・スヨンについては、私は2人のインパクトが強すぎたために、この時ほとんど何も感じておりませんでした。がしかし、その後のCOMBINATION  MISSION『No  Excuses』以来、彼女のことが気になるようになっていき、CREATION MISSION『U+Me=LOVE』で完全に彼女のことが好きになってしまいます。

(『ベストパフォーマンスを振り返るっ!!【CREATION MISSION編】』で『U+Me=LOVE』について語っています。)

(パフォーマンス FULL ver.)

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