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シュメール人の特徴

 シュメール人とは、世界四大文明の一つメソポタミア文明を生んだ南部のシュメール地方の住民のことでスメル人とも呼ばれています。
紀元前3000年ごろから、独立した都市国家群による初期王朝時代を現出し、国王は最高神官を兼ねていました。
これらの都市国家の中からウルク・ウル(ウル第1王朝)が覇権を握り、やがてラガシュが台頭し紀元前2350年ごろ、アッカド人が侵入してその統治を受けました。
ところが、紀元前2000年ごろからエラム人・アムル人の侵入を受け衰退しセム化されて消滅してしまったと言われているのです。
文化的には,楔形 (くさびがた) 文字・治水技術・金属文化・宗教・社会形態などがのちの民族に伝えられました。
 スメラミコトとは、日本の神話や『古事記』、『日本書紀』など古代の文献で天皇のことに触れるときの呼び方で、初代天皇とされる神武天皇(日本神話の最高神とされる天照大神の末裔)も在位中は「ハツクニシラススメラミコト」と呼ばれていました。
さらに神武天皇の後の天皇も亡くなった後に贈られた諡号(しごう:亡くなった君主などに贈る名前)にも「スメラミコト」が多く使われていました。このことからスメラミコトの語源はシュメール人の王様だと解釈することも出来るのです。
 とすると、スメラミコトは縄文人、物部氏だったのかもしれません。
シュメール人の特徴
①前代未聞の画期的な文明
彼らは人類最初の都市国家を作り、文字を発展させた楔形(くさびがた)文字や青銅器を発明しました。シュメール文明には建築、美術、音楽、宗教、そして日常生活の慣習まで存在していました。世界初の戦車や船もシュメール人が作りました。
②天文学
農業社会のため、天文学や暦学も発達し、彼らは占星術、六十進法、太陰暦を発展させました。
1週間が7日なのも1分が60秒なのも、そして1日が24時間なのもこのシュメール文明から始まりました。 
③医学
なんと白内障や脳の手術まで行っていました。
発掘された頭蓋骨からは、脳手術の明からな跡が見つかっています。シュメール人は、現代とあまり変わらないような文明をはるか昔に作りました。
④大きな目
遺跡から出土したシュメール人の像の多くには、青く光る目が付いています。綺麗な水色に近い青もあれば、黒に近い青もあります。現代にも青い目の人間はいますが、シュメール人の目は驚くほど大きな青色の目です。
彼らは目の大きな宇宙人からできたから目が大きい、という説があります。実際にシュメールの神話には、地球外生命体が黄金を求めて地球へやってきて、黄金の採掘を手伝わせるために人類が創られた、と書かれています。猿人の女性と地球外生命体の遺伝子操作で、人類が誕生します。
事実、シュメール人は自分達のことを「混ざり合わされたもの」と呼んでいました。
⑤シュメール語
日本語と同様に膠着(こうちゃく)語です。
日本語は、「て、に、を、は」などの助詞を付けて、その前の名詞の働きを変えます。
このような言語を膠着語と言いますが、シュメール語も膠着語です。
また、シュメール語は日本語と同じで母音も子音も表記し、漢字と仮名交じりのようなつくりをしています。
⑥菊花紋
日本の皇室の紋章である十六菊花紋は、シュメールで発掘された粘土板にも見つかりました。
シュメールではこの菊花紋を最高神アンのシンボルとして使っていました。この菊花紋は、メソポタミアやエジプト周辺で、神や王家の紋章として使われていました。
⑦神話
シュメールの神話には、「ニビルという星から来たアヌンナキが人類を創り、地球に文明を起こした。」とあります。そして日本の古事記や日本書記に書かれている天孫降臨の話には、「天から降りて来た神々が日本列島を創り、日本を建国した。」と記されています。この二つの話は非常に良く似ています。
また同じく古事記や日本書記に書かれている有名な日本神話、ヤマタノオロチと似た神話がシュメールにもあります。八つの首がある龍、ヤマタノオロチを退治して三種の神器の一つ、草薙の剣(くさなぎのつるぎ)を得るのが日本神話ですが、七つの首がある龍を退治して三種の神器を得るのがシュメールの神話です。ほぼ一致しています。
⑧滅亡
資源を木材に頼っていたシュメール人は、紀元前2000年頃、森林伐採によって起こった深刻な塩害に遭い、農作物の収穫が激減します。
食料不足と資源の木材不足で国家は弱っていました。そのような中で、東方からやってきたエラム人に侵略されてしまい、シュメール文明は滅びました。
⑨縄文人移動説
縄文人の歴史は1万5千年以上遡ることから、日本の縄文人がメソポタミアに移住してメソポタミア文明を築いたのかも知れないと考える歴史家もいることから、シュメール人は縄文人の子孫だったのかも知れません。

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