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未来の塾は探究型

学校の勉強は本当に社会に出て役に立っているのか?
ましてや、塾での勉強は社会で役に立っているのか?
これらが私塾を主宰する私がいつも考えてきた問題です。
ところが5G時代の到来と共に、これらの結論がはっきりして来たのです。
iPhoneが進化し、そして5G以降も6Gと進学する世の中になると、全てがiPhoneのような端末だけで生活の全てが完結してしまう世の中になると言う事なのです。
もしiPhone内で仕事が完結しフリーで稼げるようになれば、通勤して会社勤めする必要も無くなるのです。もし会社に勤める必要が無いことがハッキリしていれば、就職の為に大学に通い、つまらない講義を受ける必要も無くなるのです。
また大学に行く必要が無ければ、受験勉強や普通科の高校に行く必要さえも無くなります。普通科の高校に行く必要が無ければ、中学校や小学校で学ぶ内容も、今のままでは合わないので大きく変える必要が出て来るのです。
 そこで必要なのが探究型の学習になって来る筈なのです。そこで学ぶのは、将来iPhone内で稼げる為の能力、生きて行く為に習得しなけなければならない技術となるのです。
 探究型学習は問題解決型の学習と言う事も出来、目の前の問題を解決して前進し続ける為の学習だからなのです。
 ひとつのテーマに対して、なぜそうなるのか?仮説を立てて、それを様々な角度から検証、議論して問題解決に導くと言う流れを繰り返し行うことなのです。
 探究型学習はアクティブラーニングの核となる学習方法であり、私立学校の開智望小学校や21世紀型教育機構に属する中学、高等学校が積極的に取り入れておりますが、日本人の教員自体がその様な教育を受けたことが無い為、試行錯誤で進めているのが今の現状なのです。まして公立の小学校はアクティブラーニングを導入したくても、なかなか難しいというのが現実なのです。
 そうなると、小学校や中学校に代わって民間の塾が、アクティブラーニングを担って行くにしかないのではと私は考えます。
 私はそれらの状況をいち早く察して、7年前から学童保育と言う型でアクティブラーニングを実践し、主体性を伸ばす為の教室を運営して来ましたが、郊外の船橋市と言う環境もあり、なかなか上手く機能しませんでした。
 通常のお預かり保育や学習塾との差別化が難しく、同じように判断されてしまい、また親が考える教育との意識のギャップが埋まることもありませんでした。
 それらを踏まえて私が出した結論は、思い切って遊びのカテゴリーにしてしまうと言うことでした。教育に関する親の考え方とのギャップを埋める為には、正反対に動かなくてはならないと考えました。遊びのカテゴリーとするからには、有名アミューズメントパークとの競争も出来るような場として、探究を運営して行くと言う考え方になるのです。
 そして遊び場として位置付けるとなると、塾の立地も今までのように静かで地味な場所で開催するのでは無く、日本中の人々が集まる、華やかな繁華街でこそ相応しいのだと考えるようになりました。
 授業の内容も、チーム単位で皆んなでテーマを発表し、面白いテーマを提案したリーダーを自分で選んで始めること、計画やスケジュールもチームで相談して決める。
コーチ役の先生がコーディネート支援しながら、プロジェクトを遂行し、調査、分析をして計画にまとめて行く流れとなります。
また成果は動画としてYouTubeにアップすることで、議論に残ると同時に世界中に発信することになるので、恥ずかしい事は出来ないようになるのです。
 そんな型で探究型のプロジェクトを経験し、失敗や成功を通じて、自分自身で新しいことを始め、カタチが無いものからカタチにして行くこと、結論まで突き詰める方法を学んで行くことが創造性を育てて行くことになるのです。
 それらのノウハウがやがては、自分の趣味や職業においても生かされて、クリエイターとして自立して生きて行けるようになると、私は確信しているのです。
 
 

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