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仕事を創ることこそが社会貢献

仕事に従事するのはもちろん大事なことなのですが、
その裏で、もっと根本的なことが忘れられているのです。
それは仕事を創ることの重要性なのです。
もし全国民が真の社会貢献は仕事を創り、皆に提供することだと気が付いて、もっと仕事を創る努力を続けて行けば、とても良い世界になる筈だと私は信じています。
 なぜならば、世界中に食事にありつけずに飢えている人々が居るのは、決して食糧不足だからでは無いからなのです。それは食糧を買うお金がないからなのです。そしてお金が無い理由は、仕事が無く、お金を稼ぐ方法自体が無いからなのです。もちろん充分な教育を受けられないと言うハンデもひとつの原因であると考えられますが、仕事にありつければ解決出来る問題なのです。
 逆説的な言い方をすれば、仕事を得る為に一生懸命勉強し、受験をして出来るだけ有名な大学まで卒業すると言う一面が強いのです。
 ですから、もし仕事があるのなら大学で学ぶ必要もないし、会社に所属する必要もないのです。
そのように考えると見えて来る構造があります。
つまり、仕事を得て生きて行く為に会社や組織に所属し、より良い大学に進まなければならないように縛られてしまっているのです。
仕事に関しても、政府や企業が管理して、与えてくれるモノのようになってしまっているのが現状なのです。
 それはあたかも奴隷が管理されている状況に近いと言っても過言ではないのでしょうか?
 ですから、個人が仕事を創り他人に雇用機会を広げてあげることで、奴隷から解放される人々が出てくるのです。
 例えば誰かが、家の前にある横断歩道の安全を守る為に緑のおばさんの仕事を新たに創り、おばさんを雇い給与としてお金(仮想通貨でも良い)を寄付したとします。緑のおばさんはそこで稼いだお金で自分の肉親の介護の仕事を創り、ヘルパーさんに給与としてお金を与えることで、どんどん新しい仕事が創られて、経済圏が拡大して行くのです。ボランティアの仕事を仕事とみなして、
仮想通貨のようなものを与えれば、サービスの交換が可能になり、寄付金も吸収すれば経済圏へと膨らんで行くのです。
 それらが拡大し、また5G等のIT技術の進化に伴い、iPhoneだけでいつでも何処でも仕事が出来るようになれば、企業だけに頼らずに生きて行ける時代になり得るのです。
 そのような時代になると、大学名や会社のブランドや肩書きよりも大切なのは、仕事になるのです。ですから、仕事を創り、人に与えることが最も重要な概念や価値観になるのです。
 ただ口をあけて親のエサを待つツバメの子ども達の様にでは無く、自分が新たな仕事を創り出して、世の中を良くすることに全ての人々が夢中になるのが、理想的な世の中なのだと考え、これからに期待したいと思うのです。

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