荻原 博子/投資なんか、おやめなさい

荻原 博子 著
「投資なんか、おやめなさい 」
出版社 ‎新潮社 (2017/9/14)

概要

  • 銀行は儲けるために金融商品を買ってほしい。お金が増える!ということばかり伝えているが、様々な落とし穴がある。

  • 手数料、為替変動リスク、手続き上の制約等があり、詳細を確認する必要がある。

  • そもそも投資をしなければならない、損をするという脅迫観念を捨てるべき。投資したいなら1社会や地域貢献2生活に支障が出ない範囲の金額を3好きな会社

感想

  • 投資に関するリスク(損する可能性、不確実な要因)を金融商品、投資内容ごとに列挙していて慎重になる必要、細かい要素の検証が重要だと感じた。

  • 自ら実践しているドルコスト平均法(一定金額、一定時期に書い続ける方法)について、この方法は最悪で、別の良い方法がある、というような内容があったように読めた。

  • たしかに、安い時に多く買って、高い時は少なく買う、という方法がベストなのはわかる。ただそれこそが難しい、予想できないのではないか。(時間もたくさんかけないといけない。時間をかけても正確に買えるかは分からない。)
    また買う時については書かれているが、売る時については書いていなかった気がする。売る時は高い時に売ろうとすることができる。

  • 稼働をかけずに、たまに見直したりして上記のデメリットを抑えたりすれば、ドルコスト平均法はメリットがあると思う。また、商品によって手数料がかからないのもあるため、手数料のデメリット対策もできるのではないか。

  • 色んな投資に触れていて、全体的に共通しているリスクが把握できる。手数料は不可避!そして手数料こそ金融の稼ぎ柱!だからこそだなぁ。

  • 著者の生い立ちが印象的。
    棄民という概念を初めてしった。国の怖さを痛感。勉強しないと、、、!!

オーバー。

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