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バトンがすぐにまわってくる。 交換日記という名のマガジンの話だ。 自分の順番が来て「やっべ、何か書かなきゃ」と思うがままにダーッと書いて、ポーンと公開ボタンを押してホッとしたのも束の間。翌日には五月雨式に新規投稿を知らせるメールが届き、マガジンを開くと僕以外のメンバーの3人がしっかり記事を上げている。 「おいおい、マジかよ。ペース早すぎだって…」 感情が顔に出る性分なので、右の頬が引きつった苦笑いをしてしまう。 たぶん交換「日記」というくらいだから、みんなその日にあ
すこし前からまたこのnoteに文章を書き始めました。 きっかけはあるマガジンに誘われたからです。 「ちょっと、交換日記ですって」 「なにそれ?noteにそんな機能あったかしら」 「しかも四十過ぎたオジサンなんですって」 「え、ひとりで書くってこと?」 「いやいや、若い女性とやるみたいよ。しかも何人かいるみたい」 「うそー、どんないい男なの?」 「うつむいた写真なんだけど、そうでもないのよねー」 「じゃあお金持ってるんだ」 「お金ってウケる」 「だってそん