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おばさんはまだ鍵盤をたたいているか

半年ほど前に電子ピアノを買ったのがこの記事。

今は鍵盤は、たたいてはいない。
鍵盤は弾くものだ、ってね。

ピアノ男子のYouTubeに影響されて再開したピアノだが、結局たいして弾けてはいない。ブランクが20年以上というのもあるけど、やっぱりこの年齢になると指がスムーズに動かないし、目指したところに着地しない。新しい曲もなかなか頭に入ってこない。楽譜もメガネをかけないと見えない。ちょっと弾けても毎日やってないとすぐリセットされて、元に戻っちゃう。暗譜はもともと苦手。
それでもYouTubeの解説動画(しもんさんとか、男爵さんとか)を見ながらハノンやリトルピシュナの教本を買ってきて、指の練習をしている。スケールもちょっとできるようになってきた。アルペジオは難しいな。手が小さくて開かないからオクターブ(8度)がやっと。私にとってはトルコ行進曲とかクシコスポストが難曲なんですが。いや、そうじゃなくても全部難曲だった。

それからもっとちゃんとやっておけばよかったと思うのが、調性の勉強。フラットが3つ付いていれば変ホ長調、とかね。これが頭に入っているのといないのとでは、格段の差が出ると思った。それからコード。メジャーマイナーはわかりやすいけど、減7とか属7とかいうやつ?リトルピシュナの教本に、AmとかG7とか書き込んでる。頭に入るかなー。
こういう音楽関連の技術習得は、やっぱり水星の年齢域(占星術の話で15歳くらい)までになんとかしておいた方がいいと切に思った。

調号のつき方

作ってみたんですが合ってますか?つか、鍵盤のシステムを考えついた人ってすごいな。占星術も音楽も、“12”という数が共通項なのが興味深い。

10万円の給付金を使ってiPad  Proのでかいやつを買って、Piascoreというアプリも入れた。ピアノ系YouTuberの人たちが使ってるやつ。ダウンロードは無料だけど、課金しないと使い物にならないので610円払った。これ、すごいね。著作権の切れた外国の古い楽譜(の画像)が無料で手に入る。楽譜って万国共通だもんね。エルメンライヒの紡ぎ歌とか、ブルグミュラーの25曲集をダウンロードした。懐かしい。ここらへんならなんとか弾ける。紙の楽譜より小さいから見にくいけど、メガネかけてなんとか読んでいる。ページめくりが楽でいい。
普通に販売サイトから購入した楽譜も、スキャンアプリを使って自分でスキャンした楽譜もPDFにすれば、画面に表示することができる。時代は変わったなー。

カシオの電子ピアノは無印のデスクに載っている(立てかけて保管しちゃダメよ)のだが、どうしても高さが出てしまうので、椅子も買い直した。バランスシナジーというゆらゆらする椅子だ。これが座面がかなり高くできるので便利。ちょっとバーカウンターの椅子並みになる。ピアノ用としてはどうかというところだがコンパクトさがいい。かなりの出費だったが思い切って買ってしまった。結構気に入ってパソコンをいじっているときでもゆらゆらしている。
いや、オプションの純正スタンドとか、キーボード用のX型のスタンドを買えばいい話なんだけど、X型ってなんか不安定だしやっぱり場所とるし。ということで電子ピアノにはこれまた無印のアクリル仕切りを4つほどカバーがわりにかぶせて、デスクの延長として使っている。

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YouTubeのピアノ演奏動画には去年からはまっているけれど、自粛期間が無かったらこれらのモノは手に入れることは無かったのかもしれない。もうこの年齢になって先が見え始めているのだから、持ち物を減らして、生活の量(カサ)を減らしていくべきだとは思う。だけど、やっぱりやれるときにやりたいことをやったほうがいい。行きたいところに行ったほうがいい。今年行動がいろいろ制限されて、つくづく思った。

先日実家のピアノを弾いてみたら、中に水が入っているのかと思うような音だった。調律云々より、ハンマーとかフェルトとかがもうダメになっているみたい。購入して50年近く。弾かずに放置して20年。ヤマハでもカワイでもない、アポロというブランド。可哀想なことをしてしまった。楽器の維持は大変だ。

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