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東西大御所芸人の違い📺 ’’攻め⇆逃げ’’ ’’深さ⇆角度’’【真逆の境地】「東のとんねるず」と「西のダウンタウン」

💁本稿は、「楽天CM」にも出演した「日芸 文芸学科出身」で、既成概念に囚われず、ジャンル不問で我が道を行くロック系文筆家・異端児マルチクリエイターのDABIDE

が、お笑い界やテレビ業界へのタブーに挑んだ📚電子書籍「テレビ離れ」は松本人志のせいだった!? ーテレビ・バラエティー番組がつまらなくなった本当の理由ー」から抜粋し、再構成したものです。 

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’’攻めと逃げ’’ ’’深さと角度’’【真逆の境地】「東のとんねるず」「西のダウンタウン」


「とんねるず」と「ダウンタウン」は、お笑い界の東西二大巨頭や、因縁の仲とされたり、何かと比較されることが多い。

彼らは、所属プロダクションも、出身地も、経歴や芸風もまったく違うが、年齢も芸歴もブレイク時期も近く、知名度もほぼ同程度、90年代にはそれぞれ、「音楽バラエティー番組のMC」を務めているなど共通項が多いため、よく比較される。
 
共にビッグネームになり、バラエティー番組のMC業が主となった後は、〈西のダウンタウン〉〈東のとんねるず〉というような言われ方をすることもある他、共演がほとんどないことから、週刊誌などに様々な噂が書かれることなどもある。
 
ちなみに、これについて、松本人志は「むこうの方が年齢も上だし、こっちは芸人で、あちらはテレビのお笑いタレントといった感じ」という旨の発言をし、不仲説は否定している。
 
ともかく、同じような年齢や芸歴、同時期に、大成功を収めてトップクラスの仲間入りを果たしたのが、この2組である。

 このように、双璧的であり、似ているような印象を受ける2組であるが、【決定的に異なる点】がある。

 それは、他ならぬ【バラエティー番組における手法・芸風】である。

両者はともに、バラエティ番組のMC(司会者)を中心に活動をしているが、番組を面白くするために盛り上げたり、ゲストをイジって、魅力を引き出すための、その手法が二組で全く真逆なのである。

まず、

「とんねるず」のお笑いスタイルは、放送ギリギリのどこまで行けるか、相手をいかに攻めるか】という【深さ】で勝負するタイプである。
 トークにおいては、時に、相手や、相手のプロダクション、スポンサーなどに対して、【リスクをとり、深く掘り下げ、えぐり、核心に迫る中で、それを笑いに変えていくスタイル】である。
 
 「とんねるずの手法」は《どんどんディープに話を掘り下げていき、取り方によってはちょっと笑えないなという部分や、相手が言葉足らずであると感じた部分において、潤滑油のように、笑いの要素を投入し、さらに深く掘り下げる足がかりにしていく》というものだ。

 一方で、ダウンタウン、特に「松本人志」の場合は、リスクを回避し、話術や、ボケ・ツッコミの【角度】で勝負する。
《話がディープなところや、核心に触れる前に自分のテリトリーに引き寄せる形で話にオチをつけるか、核心とは関係のないところにないところに触れて、巧みにテーマをすり替える》のだ。

例えば、嫌いな芸能界の先輩がいるという話になった場合、とんねるずは、「それはいつのことであり、どんな人なのか?」「どういったエピソードがあるのか?」ということを、どんどん深く深く突っ込んでいき、ここはちょっと際どいなぁと思うところで、ちょっと笑いの要素を取り入れ、そしてさらに深く突っ込んで、視聴者が見たいタブーギリギリの面白いコンテンツを提供する。

一方で、松本人志はそこまで深く突っ込んだことはしないのだ。

話がきわどいところに行く前に、例えば「僕も浜田にいじめられてました」や、村上ショージのような、いじりやすい先輩のネタを出したりして、巧みにエピソードをすり替えて自分の身内ネタのように落としてしまうか、もしくはその芸人や、他の出演者のルックスや、もっといじりやすい特徴やエピソードなどを絡めて笑いに変えてしまう。

一見すると松本人志は日和っており、つまらない番組になってしまいそうな気もするし、実際、腕がない芸人がやればそうなる。

しかし、松本人志は天才である。
普通の人が思いつかないような着眼点や、間、タイミングからツッコミやボケを発したり、その芸人の知られたエピソードや番組の流れの中でウケたネタをかぶせたりして、巧みに落としてしまうのだ。


このように、
 

 松本人志は、【深さや過激さはなく、着眼点やボキャブラリーの多さ、インパクトの強いオチ」で笑いをとる「角度で勝負するリスク回避タイプ」の手法】をとる。

 一方の「とんねるず」は、《深さや過激さによって面白さやインパクトを追求する》という手法であり「リスクを厭わないタイプ」と言える。
 
この通り、正反対であり、【対照的】なのである。


コンビで、コントや漫才をやるような自身の笑いのみを追求する仕事の場合は、また違ってくるかもしれないが、彼らがメインとしているMC業においては、こういった見事な対比が見られるのである。

 そういった彼らのスタイルの違いは、番組づくりにまで影響を及ぼすことが、少なくない。

こういった彼らのスタイルの違いが、如実に現れたのが、「うたばん」と「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」という、彼らが、それぞれMCを務めるあの音楽バラエティー番組なのである。

これらは、ほぼ同時期に放送された、音楽バラエティー番組であり、歌手やミュージシャンをゲストに迎え、トークし、演奏するという流れで、そのコンセプトや番組の構成もほとんど同じであった。

しかし、この二つの番組は似てるように見えて、全く雰囲気や方向性が異なっており、その要因はこのMCの違いであると断言できるのである。

この点においては、視聴者の好き嫌いに任せられるところではあるが、客観的な事実としては、この後のテレビ業界においては、松本人志のスタイルが歓迎されるようになった。

そして、さらに、コンプライアンスが叫ばれる世の中になったことで、とんねるずのパワハラ的・暴力的な笑いや、古い業界的なノリは、テレビ業界のスタンダードから外れていき、松本人志のお笑い手法が、テレビバラエティ番組の主流となっていきます。

そして、多くの後輩芸人たちに影響を与えるだけでなく、番組作りやテレビ業界の手法にまで大きな影響を与えました。

この功績は、極めて大きなものでありますが、同時に大きな罪も生んだと言えるものなのです。

では、どうして、天才と言われる松本人志が編み出し、今日のテレビ、バラエティー番組の主流となる程に卓越したお笑い手法が、逆に、テレビ離れを引き起こしたり、バラエティ番組をつまらなくさせてしまった戦犯であると言えるのでしょうか?

そこには、解決することが極めて難しい、テレビ業界が抱える問題や矛盾、お笑い芸人が抱える葛藤など、根深い問題が潜んでいるのです。

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