ベーシックインカムを本気で考える。

まず、戦略が必要だよね。全ての事柄に関連するのだけれど『戦い方』を知らないと効率的に物事を進めることはできない。

民主主義国家に居住する僕たちは【今まで】何らかの『政策』を打ち立てるのに『議員』に任せてきたんだ。

【これから】の『政策』を僕らの手で進める為にそこから話を始めよう。

議会制民主主義

民主主義の解釈には多様な意見があるのだけれどココでは『民がアルジ』といった簡単な解釈で話を進める事にする。

全ての民がアルジと仮定して議会やソレを構成する議員を考えてみて欲しい。

こんなもんでしょう?【今まで】僕たちは勝手に議員や為政者を【権力】と決め付けて暮らしてきました。
しかし、それらは【王権制】や【貴族議会制】などの時代があり、その時代からの感覚が抜け切っていないからです。皆が勝手にそのように感じてしまう環境をココでは【共同幻想】と呼ぶ事にします。

【共同幻想】は今後BI制を成立させる上で重要な武器に為ります。

新しい世の中を創ることや価値観を広めると言う事は【共同幻想】を【書き換える】コトだからです。

では、【書き換える】とはなんでしょう?

それは【破壊】とは違います。

権力は【破壊】や【打倒】すべきモノなのでしょうか?

その答えを知るには太古に遡り歴史の読み方を理解しなければなりません。

太古、人類は生存しやすいように群れ社会を形成し『群れ社会を統治しやすいルール』を作りました。
そのルールを守らないものに罰を与える事で社会を円滑にし生存率を向上させる事が可能になります。

簡単に言うと、そのルールの責任者が【王】となりました。群れの【ボス】から【王】への社会システムの進化とも呼べるものです。

元々、個体の力強さが主な【ボス】になる為の要因だったところから変質し『ルールを管理する責任者』として【その一族】が【王政】を維持する事になったのです。

コレが【第一の共同幻想】ですね。

なんら根拠の無い【王制】なのですが”社会システムの進化上【必要】だった”と言うべき事柄なのです。

誰かが群れをまとめなければ社会は発明される事も無く『無秩序』な世が延々と続いていた可能性も在るからです。

つまり【権力】とは社会を円滑に回すために必要なモノであり【破壊】や【打倒】すべきモノでは無いのです。

そのうえで『人類は生まれながらに平等である』を実現する為に僕たちがやるべき事は【権力に対しての共同幻想の書き換え】なのです。

じつは、書き換え自体は現在も継続されています。
民主主義とは権力を個人の段階まで分散させるシステムだからです。
次回は王制社会から民主主義社会までの権力の分散とその意味を書こうと思います。

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