望
食べることが大好き。日々のごはんの記録。
なぜnoteを始めたのか。答えは簡単。書いてみたかったから。 小さい頃から本が好きで、ずっと書く人、いや書ける人に憧れていた。そして、図々しくも、物語は生み出せないけれど、エッセイなら書けるのではないかとずっと思っていた。考えていること、感じたこと、周りの出来事、好きなもの。 思っているだけで書いたことはない。ブログが流行っていた大学生の頃、せっせとブログを書いていたことはあったけれど。やがてmixiに移行し、いつの間にかログインすることもなくなり。そういえば、昔のブロ
「言うことを聞きなさい」 なんて気持ちの悪い言葉なのだろうと思う。ヒトが、ヒトに対して言っていい言葉とは思えない。従え、だなんて。子どもに対して言いたくないセリフの筆頭である。だいたい、そんなに絶対の正しいことなんてあるの? ーーーこれは理想。 現実は。どう考えたって、お風呂上がりにはどんどんパジャマを着たほうがいいし、家の中を走り回らないほうがいい(ついこの間それで怪我をした)し、風邪をひいているならば安静にしていたほうがいいし、風邪をひいている兄弟には近づかないほ
お天気はイマイチで、幼稚園も小学校もお休みで、家の中で暴れる子どもたちの私のコンディションもイマイチ!だけど、お昼ごはんの時間はやってくる。 冷凍庫を開けると、少し前に元町のウチキパンで買ってきた秘蔵のパンと、妹が焼いてくれたいざというときパンがあった。まさに、今がいざというときだと、薄くスライスしてフライパンで焼く。 冷蔵庫を開けると、お弁当用に仕込んでおいた味玉を発見。さすがにこれだけでは寂しいので、玉ねぎ半分を繊維を断ち切るようにスライスして、キャベツと一緒にコト
秋。食欲の秋。読書の秋。スポーツの秋。暑くもなく、寒くもなくちょうどいい気候。澄み切った青空に涼しい風。色づく葉っぱに、足元にはどんぐり。これがイメージ。 現実の秋。昨日は暑かったのに、今日は寒い。朝は寒いけれど、昼間は長袖では暑い。半袖では寒いけれど、長袖はなんとなく邪魔。雨雨雨。秋は難しい。そして体調を崩しやすい。 かれこれ2週間になるだろうか、我が家の体調不良祭りは。息子から始まり、娘、そしてまた息子。ぱっと見は元気だけれど、なかなかすっきり治らない。 なん
娘の通う幼稚園は、半日保育の水曜以外は毎日お弁当を持参する。カリカリ梅を載せたごはんに卵焼き(もしくは茹でたまご)は必ず。娘の好物は「お肉巻き」で、中身はキャベツだったり、レタスだったり、ナスだったり、いろいろなのだけど、とにかく何かをお肉で巻いて蒸し煮にしたもの。それから、ブロッコリー。これはおやつに出しても大喜び。どちらかというと野菜は嫌がるのに、なぜかブロッコリーは味付けなしでパクパク食べる。 幼稚園からの帰り道、「ママのおべんとう、おいしかったぁ!」と必ず言って
先月からの朝のたのしみは、朝顔。種を蒔くタイミングを完全に逃して、夏の土用明けに蒔いたおかげで、いまだに開花を楽しめている。朝顔にとっては迷惑かもしれないけれど・・・ 朝の顔と書いて、朝顔。なんでも、平安時代には朝に咲くお花はみんな「朝顔」だったとか。朝咲いたと思っても、もう一度確認しに行くともうしぼんでいる儚いお花。私自身も小学生のときに育てていたはずなのに、そんなことも忘れていた。 赤寄りの紫と青寄りの紫が咲く。特に、青寄りの色が好きで、何十年ぶりだろう、押し花にし
夫が買ってきてくれたので、おやつに福太郎を食べた。福太郎は、静岡県の三嶋大社で売られている縁起餅。草餅をこし餡で包んでいる。 私はなぜだかよもぎが大好きで(実家の畑では雑草扱いで、特に幼い頃から親しんでいた、というわけでもないのに)、例えば道の駅などで草餅を見かけると無性に食べたくなってしまう。 静岡県の二大縁起もの(という言い方でいいのかわからないけれど)はこの福太郎と袋井市にある法多山の厄除け団子だと思う。法多山の厄除け団子は祖父が毎年新年を迎えると買って届けてく
どうでもいいことをものすごく真剣に考えてしまう癖がある。今は、生まれ変わったときに、何かひとつ素晴らしい才能をもらえるとしたら、何がいいかに頭を悩ませている。選択肢はふたつ。絵の才能か歌の才能。 どちらもプロになれるくらいの才能があったらもちろん最高だけれど、別にそこまででなくてもいい。家族や友人に、上手いねって言ってもらえるくらい。自己満足でもいい。それでもいいから、思い描いたように絵が描けたり、気持ちよく歌えたらどんなにいいか。だけど、どちらかひとつだから、どちらがい
栗ごはんには嫌な思い出がある。栗を食べたいと言われて、初めて栗を購入。処理の仕方を調べて、大変な思いをして栗ごはんが完成。すると、食べたがっていたはずの息子は「いらない」。結局その日の夜、ふだんは家で様子を見る派の私も、これはさすがに、というくらいの状態になり、夜間救急に駆け込んで点滴を打ってもらい、明け方帰宅することになったのだ。 もちろん栗ごはんには罪がない。食べていないんだもの。でも、大変だったのに、報われないどころか、もっと大変なことがあった日になってしまったあ
比べる必要はないけれど、サッカーより野球派。サッカーに全く興味なし。だったはずなのに、夫と一緒に某チームの試合を観にいくようになって、恐ろしいことに?早10年以上。これでは立派なサッカーファンではないか。 否、サッカーファンの試金石?オフサイドはわかるつもりだけれど、試合のスピードの中では咄嗟にオフサイドかなんてわからない。その程度である。(「オフサイドだろ!」とか言ってみたい) それはともかく、スタジアムに行くようになって気がついたのは、楽しんだもの勝ちだということ。
約1年振りに参鶏湯を作った。参鶏湯は寒い冬に食べたくなるけれど、実は夏のスタミナ料理らしい。それを聞いてから我が家では、残暑厳しい8月末から9月に作ることにしている。なんて書くと毎年作っているみたいだけど、作るのは2回目。ここから我が家の伝統になっていくのだ、たぶん。 丸鶏を初めて触ったのは何年か前のクリスマスだったけれど、どうにもこうにもゾクゾクしてしまって、結局横から口を出しながら夫に処理をしてもらった。命をいただいていると口で言うのと実際に目で見て感じるのは全然違う
しゅみ【趣味】①一定の修練を経た後、味わえる、そのものの持つおもしろみなど。「音楽の趣味を解する人」 ②(利益などを考えずに)好きでしている物事。「趣味と実益を兼ねる・趣味が広い:無趣味」 ③(選んだ物事や行動の傾向を通して知られる)その人の好みの傾向。「趣味のいいネクタイ:悪趣味」 新明解国語辞典 第四版 趣味を書く欄があれば、「読書」と書いてきた。hobbyを訊かれたら、もちろん答えは"reading"。しかし、readingはhobbyではないのだという。あくまで
ご飯、お味噌汁(なす、えのき、お揚げ、大根)、ネバネバ和え、きんぴら、寄せ豆腐、鶏の西京漬け。 きんぴらは、いつものごぼうとにんじんと蓮根をお酒と醤油と味醂で蒸し煮にしたもの。夏休みに川越で買ってきた再仕込み醤油を使ったら、いつもよりも美味しくできた。再仕込み醤油、名前で誤解していたのは私だけだろうか。なんとなく良くないもの、と一時思い込んでいた・・・実際は濃厚でとても美味しい。 寄せ豆腐は馴染みのお豆腐屋さんのもの。まだまだ暑いので、さっぱりしたものが嬉しい。ここのお
夕飯に大根餃子を作った。大根を皮にするもので、Eテレでスイちゃんが作っているのを観てからずっと息子が作りたがっていたもの。 大根を薄くスライスして、塩をする。水分を拭いて、片栗粉を塗し、タネを挟み、フライパンに並べ、蔵の素で蒸し焼きに。タネは、豚ひき肉にネギ塩麹とニンニク麹を加えて練っただけ。 大根のおかげでさっぱりして、大人も子どもも満足。焦げる心配がないから簡単。我が家の定番にしようと思った。スライサーがないので、薄く切るのが大変だけど。 息子が、 「ぼくたちが開
日本橋三越で開催されていた英国展に行った。英国には行ったことがないのだけれど(行こうと計画を練っているところで、いろいろあってそのままに)、英国的なもの、イメージとしての英国にはなんとなく憧れがある。ぼってりとしたティーポットにたっぷりの熱い紅茶、スコーン、サンドウィッチ、お庭、チェック、古めかしいおうち・・・小さい頃に本で読んだ記憶となんとなくのイメージなので、実際は英国ではないかもしれないし、英国にはないのかもしれないし、そもそも英国に詳しいわけでもないので、「英国が好
「断捨離」という言葉を耳にするようになってもう何年経つだろうか。ミニマリストが良いことで、モノを持つことはいけないように思えてくる。モノをたくさん持ってはいけない、という話ではない、ということはわかっているつもりだけれども。モノを捨てない、大切にするという価値観と、とにかく捨てるという価値観の間で右往左往する私。ちっとも片付かない部屋の住人は、自分の軸さえなかったのだ。 私の荷物の中で、特に多いのは本、だと思う。おもちゃは買ってもらえない家だったけれど、本なら買ってもらえ