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失って気づくもの②

①はこちら→ https://note.com/daapiyo/n/n13f02cbd0075

①でも書いたのですが、僕は高校を出てから一人暮らしを始めました。そして、両親の存在の大きさに気づいたのです。家事を1人でするのは本当に疲れましたし、別に今はご飯食べなくてもいいかって抜くこともしばしば。自炊はほとんどしなくなり買ったもので済ませることが多くなりました。一人暮らしは「自由」を獲得することはできるけど、その分「義務」が自分に降りかかってきます。ご飯作らないのも自分、お金払うのを忘れるのも自分、朝寝坊するのも自分です。

一人暮らしは、当然家に帰れば1人きりです。狭い空間だけど、自分以外誰もいないというのはなかなかに寂しく、無音が耐えられない時間もありました。そして、1人で食べるご飯はすごく寂しいです。今では、YouTubeなどで動画を見ながら…なんてことをしていますが、一人暮らし1年目の時はガラケーで、テレビもなかったので「お腹を満たすための作業」としてお腹に何かを入れるだけでした。実家の時は、僕の家は家族みんなで食べていたので、ほぼ必ず会話がありました。ご飯を食べるだけなのに、そこで家族のコミュニケーションが生まれます。このとき、よく学校で言われていた「一家団欒を大切にしましょう」の意味が分かりました。

最近の家庭は金銭状況の厳しさもあって両親共働き世帯が多いと聞きます。家族みんなで一緒にご飯を食べる、そういう機会も減ってきているのではないでしょうか。可能な時は、ぜひみんなで。

誰かと食べるご飯は1人で食べるご飯より数倍美味しいです。これが、失って気づいたもの

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