【疾患解説】肩関節周囲炎(五十肩)#88
おはようございます
今日は前回までの肩関節周囲炎(五十肩)
について解説していきます
4回にわたって解説してきた
五十肩も今日で最後になります
本日もよろしくお願いします
前回のおさらいになりますが
五十肩は
炎症期→拘縮期→回復期
という3つの病期に
分かれています。
今日は拘縮期~回復期
の対処法について
お話させていただきます
この期間の対処法としては
痛みが出ない範囲で動かす。
この一言に尽きます
拘縮期の後半まで要する期間は
人によって異なりますが
4〜6ヶ月くらいかと思います。
この期間中の可動域制限により
関節を支える周りの軟部組織は
硬くなってしまい
脳も肩を可動域一杯に動かすという
事を忘れてしまっているような状態です
マッサージや鍼治療など受動的に施術を行う
事も有効ですが
能動的に肩を動かして
組織や関節に刺激を入れる事が
完治への近道になります。
今回は
リハビリを3段階に分けてお伝えしていきます!
第一段階
まだ痛みが強く肩が90度以上上がらない時に
行うエクササイズです
1
痛い方の手で
500mlか1Lのペットボトル(飲料を入れた状態)
をもち反対の手をベットや椅子に置き身体を支えます
2
そのまま振り子のように腕を前後 に動かしたり
横に広げたり 小さく回したりして
肩を動かします
この体操はコットマン体操
アイロン体操と呼ばれて
痛みが強い時期にはもってこいの運動です
可動域は狭くても良いので
痛みが増さないように行う事が大切です
第2段階
1
椅子などの上に座り
1mほどの棒を身体の前に置き
上に手を添えます
2
手を添えたまま身体を前に
スライドさせて元に戻るを
繰り返します
アイロン体操より
重力の影響を受けますが
可動範囲はまだ少ないです。
肩甲骨の動きも
促されるためオススメです
第3段階
1
床の上に四つん這いになります
2
手で地面を押すように力を入れつつ
踵とお尻を近づけて
元に戻るを繰り返します
四つん這いは
両手両足で身体を支えるポジションなので
安定感が増します。
また関節を身体の中心に
押し付けるような力が働き
関節に刺激を与える事が出来ます
以上の3段階の運動を
順番にこなす事で
肩に適切な刺激を与える事が可能になります
五十肩は病期によって適切な対処を
行うことが長い期間を
少しでも短くするうえで大切になります
是非皆さんも五十肩に罹患してしまった際は
この記事を思い出して
適切な対処を行ってくださいね!
本日もありがとうございました
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前田 悠介
治療院
出張治療院 悠~はるか~ 岐阜院
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を生涯理念に日々邁進しております
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