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11階なでしこ病棟♡

おはようございます。

11本の闘病日記を書き終えて、今日退院の朝を迎えています。
あれほど待ち遠しかった退院なんですが、なんとなく寂しい気持ちもあります。
17日間の入院中、医師はもちろんのこと、看護師や看護助手など病棟スタッフや
大阪国際がんセンターで働く多くの職種の方々に支えられました。

今日は、大好きな11階なでしこ病棟のスタッフの方々に感謝を込めて
書きたいと思います。

ここで、ひとつお詫びしたいのは、みなさんの名前を正確に覚えられていないことです。
今までブログで登場した人たちは事前に本人の了承をもらって
名前や写真をあげていました。
病棟スタッフのみなさん全員にそれはできないため、記憶の範囲内で
名字だけ書かせていただきます。
(もし間違っていたらご連絡ください。修正いたします。)

4月の抗がん剤入院の際、CVポートからのトラベクテジン投与を手際よくしてくれて、また時間ごとに体調に変わりはないか様子を見に来てくださったIVナース
(静脈注射院内認定看護師)の道前さん、とっても優しくて安心できました。

少し明るめに染めたボブスタイルがとってもお似合いの看護師、田中さん。
私が婦人科医であることが分かると
「私つい最近まで婦人科病棟だったんですよ^^」
「わぁ、そうだったんですね!」と言いながら話が盛り上がりました笑。

看護師工藤さんは、私が着ているmont•bell(モンベル)の
ご当地山Tシャツがすごく気になっていたらしく
「石鎚山登られたんですかぁ?」と声をかけてくれました。
工藤さんは5月のお休みの時に、ヨーロッパ旅行に行ってきたそうで
「アルプスのモンブラン見てきたんです!
山見て泣いたの、生まれて初めてでした」
と目をキラキラさせて語ってくれました。
「きむさんも絶対に行ってくださいね!」
そう言ってもらえてすごく嬉しかったです♡

馬場さんは、後輩ナースをテキパキ教える姿が頼もしいしっかり者の看護師さん。術後すぐの頃の私を担当してくれました。
まだベッドから動けず、さらには吐き気と嘔吐で食べられない私を心配して
食事を麺食に変更することを提案してくれましたね。
しばらくして歩けるようになると
「しんどい時のきむさん知っているから、びっくりしました」
と回復を喜んでくれました。
他にもいろんな話ができて楽しかったです。

新人ナースの新井さんは、退院が近くなった頃に担当してくれました。
新井さんの胸元の名札には、なんとも可愛らしい小さなバッジがついています。
「これ、なんですか?」と聞くと
「あ、新米ナースがつけるバッジです、1年経ったら外れます」と^^
大阪国際がんセンターには、ベテランの看護師も多くいますが
新卒の看護師も日々学びながら看護にあたっています。
なでしこ病棟には3人の新人ナースがいるそうです。
4月からすでに夜勤も始まっているそう。
たくさん学んで優秀で素敵な看護師になってください♡

新人看護師ふたばマークのバッジ

道家さんと柿井さん(名前が合っているか、ちょっと自信ないです泣)は
姉妹かと思うほどそっくりなとても綺麗な看護師さん。
術後ドレーンが入っている2週間はずっと抗生剤の点滴を受けていたのですが、
1週間目にルートを入れ替える必要があります(感染リスクを下げるため)。
道家さんが、左腕のルートを抜いて右腕に刺しかえてくれました。
「全然痛くないです」
本当に痛くなかったので、そう言うと
「わぁ、そんなこと言ってもらったら泣きそうです!
男の人だと血管が太いからあまり失敗しないけど、
女の人はすごく細かったりするから失敗することもあって」
分かります、私も女性患者さんの採血や点滴は失敗することもあります。
妙に共感して絆が深まりました笑。

他にもたくさん、たくさん。
洗髪の時に必要な防水ケープをさっと用意してくれたり、
術後動けない時に「お箸洗っておきますね〜」と洗ってくれたり。
なでしこ病棟看護師さん、最高です!

看護師だけではありません。
シャワーがまだできない時に、蒸しタオルで背中を拭いてくださった
看護助手の方々。
ある方とはピアノの話で盛り上がりました。
「私も全くの初めてなんですが、ピアノ習い始めたんですよ!
でも右手と左手が別々の動きをするのが難しくて笑」
と楽しそうに話してくれました。

毎日、土日も交代で病室の掃除にあたってくださった清掃員の方々。
毎食の食事を配膳してくださる管理栄養士?食事担当の方々。

そして4月から主治医の竹中先生と一緒に私の担当医となってくれた吉村先生。
毎日「きむさ〜ん、どうですか」と様子を見にきてくれました。
創に近い皮膚の一部が表皮剥離していたのですが
「早くよくなってほしいなぁ」と願いを込めながら軟膏を塗ってくれました。
オペ日は手術が長引くこともあって訪室が夜8時を過ぎることも。
「こんな時間にごめんなさいね」と言いながら創部のチェックをしてくれました。
医師は本当に忙しいです。
特に外科医は、オペが9時を回ることもあります。
本当にお疲れさまです!!

そろそろ荷物をまとめて退院の準備をします。
大阪国際がんセンターで働くすべての医療者に心からの感謝を伝えます。
みなさんのお仕事はとても素晴らしいです!
苦労もあると思いますが、ときどきリフレッシュしながら頑張ってください。


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