2019年に読んだ、聴いた、観たもの

備忘録として、2019年に触れたものについてまとめてみる。
広く浅くをモットーに毎年続けたい気持ちです。今は。

1. 読んだ


濱口秀司さんの初著作。書かれている内容が頭良すぎて、3割も理解できてない。戦略論からリーンな検証方法まで著者独自の解釈で説明されていて実用的。4500円は全然安い。

今年日本全土を席巻したキャッシュレス戦争は、数年前に中国で起きていた状況と似ている部分がある。その中心にいたアリペイをメインに、新しい金融エコシステムの成り立ちを事業者観点で描いている。並列して「アメリカ金融革命の群像」も読み進めており、中国とアメリカの金融の成り立ちを勉強中。


作品の時系列をなぞりながらインタビューしていく形式。常に新しい音楽を生み出し続けるバンドを10年以上リアルタイムで追ってる。最後の対談は、岸田氏のユーモアと性格の悪さがモロに出てるけど、全く憎めない。極限の精神状態で創造と破壊を繰り返す天才。


今年GWに出た馬場さんの良エッセイ。
「好きな事をやりなさい」というありきたりなアドバイスから一歩踏み込んだ内容が書かれている。おかげで今年は、好奇心の赴くまま、デッサン教室行ったり、初トレランしたり。自分の感覚に向き合い、興味を育む事ができた一年でした。

「情熱に従う」よりも「情熱を従える」ことの難しさと、それを乗り越えるためのプラクティス




記事自体は古いが今年出会えて良かった記事。人の感性へのリスペクトがスティーブ・ジョブズのプロダクトづくりに繋がっている。間違いなく今後何度も読み返す名記事。

2011年10月16日 (日)「スティーブ・ジョブズさんのスピリットは生き続ける」福田尚久さん


2. 聴いた

小袋成彬「Piercing」
田我流「Ride on time」
Daichi Yamamoto「Andless」
Rex Orange County「Pony」
Steve Lacy 「Apollo XXI」
YBN Cordae「The Lost Boy」
yonawo「SHRIMP」
星野源「so sad so happy」
frank ocean「blonded RADIO」
* 順不同


12月は小袋成彬のアルバムをずっと聴いてる。前作は全然通ってなかったけど、これは良すぎる。曲やアルバム構成はもちろんの事、歌詞が素晴らしい。同時期に観た「マリッジ・ストーリー」とテーマ性がかぶる部分もあり、エンディングソングに脳内で差し替えてる。今最もライブ観たい人。

星野源とfrank oceanのプレイリストもよく聴いた。過去の音楽へのアクセスコストがゼロになると、編集する事に価値が移ってきている気がする。bleonded RADIOなんて新曲が出たのかっていうぐらい毎回Twitter上で騒ぎになるし、現象として面白い。来年はアルバム期待してます。


3. 観た

Netflix「マリッジ・ストーリー」
Netflix「ストレンジャー・シングス3」
映画「ケンとカズ」
映画「ムーンライト」
Amazon Prime「The boys」
Youtube「千原ジュニア×藤井健太郎」
Youtube 「千鳥の相席食堂 イジリー岡田会


家で映画を見ようとしても2時間集中が続かない身体になってきた。そんな中でも「マリッジ・ストーリー」。最後の20分ぐらいが至極の時間。
「ケンとカズ」「ムーンライト」は、実際映画としては数年前のやつ。ようやくNetflixで観れたんですが、両方とも好きな感じでした。
「The boys」と「ストレンジャー・シングス3」という名作に出会えてよかった。両方とも続編あるようなので、非常に楽しみ。

相席食堂は毎週かかさずYoutubeでチェックしてますが、イジリー岡田会が個人的に今年ベスト。登場人物がバラエティー満載。
水曜どうでしょうの新しいやつも早く観たい。



ライブ 4/12「Erection アフターパーティー@unit」
ライブ 4/20「結いのおと@茨城」
ライブ 10/13「全感覚祭@渋谷」

「Erection アフターパーティー」は金曜の夜中だし、誰が出るのか分からなかった(全員シークレット)のでどうしよかな〜と思いながら参加。蓋を開けると、豪華過ぎて神イベントでした。パっと思い出しただけでも、kid fresino / Bim / punpee / dodo / okadada / zenlalock / awich などなど。Unitを卒業されるパーティー主催者のDAIKIさんを祝福するため、豪華メンバーが集まり、素晴らしい空気感に包まれてた。

「結いのおと」は茨城県で開催された地域密着型のイベント。初参加。複数会場を回るスタイルで、各会場が酒蔵や古民家になっており空気感が最高。今年は5回ぐらい田我流のライブを見たけど、「結いのおと」での衝撃が凄かった。MCがキレキレで、もはやお笑いライブかなと思いました。

台風で中止になった「全感覚祭」が渋谷で急遽無料開催と聞きつけ、友達とラグビー観戦した後に参戦。0時開始だったのもあり、会場はかなり混沌としていたけど、ギターを抱えて最初に登場したカネコアヤノは、その第一声から場の空気を一変した。それ以降、朝はずっと聴いてた。




今年後半に何度か自分の考えをまとめ、アウトプットする機会を頂いた。思った以上に知らない人達から反響もあり、昔の先輩から連絡もらって飲みにいったり、定期的に情報発信する事の大事さに気づけたのが収穫でした。


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