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地域の気候風土がつくりだす景観色彩

地域には地域の色がある

海外の美しい町並みを日本で再現しようとすると、違和感が生じる。

クロアチアの街並み

暖色系の石壁とオレンジ色の屋根で統一された建物群とコバルトブルーの海とのコントラストが美しい街並み

イタリアの街並み

カラフルな建物が並んでいる。霧が多い時期があり、漁師が家に帰る際に分かりやすいように配慮されたものあが、美しい街並みとして落ち着いている。

国内外の景観色彩の事例

能登半島の街並み

北陸の厳しい環境に耐えうる厚い釉薬が塗られた黒光りした瓦屋根の連なりが美しさとして統一感を出している。

柳井市古市金屋地区

白壁土蔵造りの商家の家並みと家々の軒先に飾られた赤い金魚のちょうちんとのコントラストが美しい。

みなとみらい21地区

景観に関するガイドラインをもとに、また、高明度・低彩度・無彩色の高層建物、暖色系レンガの低層建物を誘導した。秩序ある都市の景観が形成されている。

神戸の街並み

海沿いに高層ビルが並ぶ都会の景色。横浜に近い街並みと良く言われ、”東の横浜、西の神戸”と言われたことを聞いたことがある。

天草の街並み

天草は島と海の景観が秀逸。夕日もきれいで、自然の良さがふんだんに感じられる地域。

六甲の夜景

夜になると、山から都会の景色が見られ、”100万ドルの夜景”とも言われる。

倉敷美観地区

白壁の街並みとしだれ柳、穏やかな川の流れと統一感のある街並みとなっている。

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