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強くなるな!弱くあり続けろ
私が、「もっとはっきりと意見を言える人間になりたい」「…のに、相手に合わせてしまって、自分の意志をはっきりと言えない」と悩んでいるときにタイトルの言葉に出会いました。
強くなることはないです。弱い自分に苦しむことが大事なことなんです。
人間はもともと弱い生き物なんです。
それなのに
心の苦しみから逃れようとして、強くなろうとする。
強くなるということは、鈍くなるということなんです。
痛みに鈍感になるということです。
自分の痛みに鈍感になると、人の痛みにも鈍感になる。
自分が強いと錯覚した人間は他人を攻撃する。
痛みに鈍感になり、優しさを失う。
いいんですよ、弱いまんまで。
自分の弱さと向きあい、それを大事になさい。
人間は弱いままでいいんです。
いつまでも弱い者が手を取り合い、生きていく社会こそが素晴らしい。
当時のいかりや長介が演じた役柄のセリフだそうです。
発言の強い人は、自分に持っていないので素直にすごいな、と思います。
その一方で、強く発言をする人は、得てして人を傷つけても気付かない。
「あいつが弱いから仕方ないやろ」で片づけられてしまう。
傷つけられた側は、本当に落ち込んでしまいます。
私の場合は、落ち込んだ後、怒りに代わります。
たま~に、自分も強さを持って自信満々で振舞ってみたい、と思います。
1日1回くらいはよぎります(たまにじゃない笑)
でも、何か引っかかってしまうんです。
言葉が出てこないんです。
「本当に自分はそれでいいのだろうか」「その発言をすることで傷つけることにならないだろうか」という感情が頭をよぎり、言葉が出てこなくなります。
その性格のせいで、たくさんの人に「舐められて」きました。
悔しくても、言い返せないんです。相手の感覚が間違っているだろうに、言えない。
それは、とっても悔しい。
でも、上のセリフを見ていると、そのままでいいんだな、と思います。
ありのままで、弱いままで。
弱くても、大丈夫。強くなんかなりたくない。
ただ、相手が喜ぶにはどのように振舞えばいいか、それしか考えなくていい。それもまた、感覚的なものでなかなか難しいけど。
発言には気を付けろ、行動にも気を付けろ、です。
結局のところ、人を尊敬できているのか、に尽きる。
見下した態度は、発言や行動に出る。
僕は、そんな人間になりたくない。
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