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挑戦と成長の物語:「過去の体験を原動力に。デジタルアクセシビリティアドバイザーへの第一歩」(前編)

皆さまはじめまして。DAAの資格を取得しました事業推進部のWです。日本ナレッジでは、障害者をデジタルで支援する「デジタルアクセシビリティ」支援に取り組んでいくことになり、私は担当チームの一員となりました。

まずは、私がDAAに興味を持ち、資格取得に至った経緯をお話しさせていただきます。


私は以前、某自治体施設の介護予防事業で60~80代の方向けのパソコン教室の講師を務めていました。ある日、その教室に一人の聴覚障害者が生徒として参加されました。声や音が聞こえにくい方のための指導法などを学んだことがなかった私は、どうしたらよいかと戸惑いました。勉強しようとしても手段がなく、情報収集や周囲の人に尋ねても、同様の取り組みや参考になる事例はほとんど見つかりませんでした。

手話を学び、筆談を通じて進めることを決断しましたが、他の参加者を教えるかたわら、聴覚障害の方のサポートするのは想像以上に難しく、時間の配分に悩みました。聴覚障害の方に集中しすぎると他の参加者へのサポートが薄れ、その逆もありました。また後に、その聴覚障害の方が心理的な負担を感じながら参加されていたことを知り、後悔するとともに、物理的な配慮だけでなく心理的な配慮も欠かせないと痛感しました。

そしてその後悔の思いが、私がデジタルアクセシビリティを学ぶ強い原動力となり、DAAを取得した今なら、聴覚障害の方へのサポートにおいて、より効果的でバランスの取れたアプローチができると実感しています。その具体的なアプローチについては…。後編に続きます。次回のブログでお伝えしていきたいと思います。


これから、このブログでは、DAA(デジタルアクセシビリティアドバイザー)って何だろう?という部分や資格取得に向けた取り組みや勉強方法、資格取得した後の活動など、DAAに興味がある方やそうでない方も含めてデジタルアクセシビリティについてのお役立ち情報を、自分自身の学びをベースに、色々発信していけたらと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

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