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コラム・エッセイ「特筆すべき点P」(無料)

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脈絡のない思いつきを長々と書いているシリーズです。
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#インターネット

LINEオープンチャットの先行ユーザーになったら大変な目にあった

今日、LINEが「OpenChat(オープンチャット)」という新機能をリリースした。 これがどういうものかというと ・LINEの友達じゃない人でも入れるグループチャット ・名前やアイコンはLINEのものとは変えられるので、匿名での利用が可能 ・最大で5000人がメンバーになれる LINEと同じくらいカジュアルなやりとりを、SNSで知り合った人とできるよー、というものだ。 実はちょっと前、LINEから私あてに「特別先行ユーザーのご案内」が来ていた。まずはインターネットの

「ペットのヘビが食事をせずまっすぐになるのは飼い主を食べられるサイズか測るため」は本当か

ネット上でたまに目にする話。細部に違いはあるが、概ねこのようなエピソードとして知られている。 一緒に暮らしてかわいがっていたペットのパイソン(大蛇)が、急に数週間も食事をしなくなってしまった。体を真っ直ぐにしたまま横たわって動かないので心配になり、獣医に相談すると、医師はこう告げた。 「あなたのパイソンは、あなたを食べられるかどうか体を使って測っていたのです」 妙によく出来た話だけど、これは本当なんだろうか。 「パイソンは体をまっすぐにしてサイズを測る」はたぶん嘘ちょ

皮肉で返さず相手に有用な材料を見いだす

ツイッター見てたら、ツイッターのスクショ画面を張ったツイートが流れてきた。何万RTもされている。 山間部の民家周辺にツキノワグマが降りてきてしまって危ないので猟友会が射殺した、というニュースが元。 大量のリプライがぶら下がっていて、中には動物愛護クラスタからの苦言がちらほらある。 「殺して解決する問題ではない」「射殺しか道はないのかな?」「人間が環境破壊するから民家に下りて来るのに人に被害を及ぼすから射殺?」 のような、クマ射殺に対する反感だ。 その一つ一つに 「現

最近ツイッターで見てる人

最近ツイッターで(一方的に)見ている人を羅列します。 @site_oh さん路上観察写真を定期的にアップしている方。単なるおもしろ写真というわけではなく、おもしろがり方そのものに発見があって、おもしろい。 @ququmaga さん感情の置きどころに困る短編漫画がとても良い。ふだんネットに流れてくる漫画がいかに予定調和な結末を選んでいて、現実がそうではないグレーか、ということを考える。 @kiroku_package さん商品パッケージの批評。商品デザインがどのような狙い

3大おにぎりの具「シャケ」「梅」あと1つは?

みんなが自由に決めればいいと思う。 (おわり) ※ ※ ※  すみません。おにぎりの話がしたいんじゃないんです。 3大○○、「☓☓」「△△」あと1つは?↑このフォーマット、完成度高すぎない? という話がしたかったんです。 インターネットが誕生し、アクセス数で収益を上げるビジネスモデルが確立して以降、「記事タイトルでいかに読者を釣るか」という問題は常にホットであり続けました。その結果生まれたのが「【悲報】」や「結果」などの釣りワードです。その中でも上記の「3大○○」は

「叩かれても仕方がない」の巧妙さ

相手の気持ちになるとはなにか「相手の気持ちになって考えよう」というのは、子どものしつけの常套句で、大人になるまでに何度も聞かされる。 たしかに他人の気持になって考えられることは、生活上とても重要なスキルだ。しかし、それは手放しに善と言えるような能力でもない。 まず「相手の気持ちになる」とき、実態としては「自分が相手の立場だったらきっとこう思うだろう」とシミュレートしているにすぎないという大前提がある。 これは自我を仮想の他人に移植しているようなもので、考えようによっては