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ねこのねえ

猫への想いが青く溢れる坂本さんの自費出版本。

猫の愛しさと猫の時間の短さに気づかされて、今すぐにでも全てをほっぽり投げてダッシュで猫を撫でに帰りたくなる問題作。猫を飼ってる人も、飼ってた人も、飼いたいと夢想している人も青い目にやられること必死の作品です。用事済ませてから読むこと。

坂本さんとは2013年のグループ展をきっかけに仲良くなったのだけど、当時は700円のポストカード大の作品を個人店に卸してたり、カレンダーをひとつずつナンバリングして袋に入れて売ったり(今もです)、バイト掛け持ちしながらも手間のかかる紙版画作品をコツコツと丁寧に制作、発表していました。

猫の死や野良猫の出現、不安定な職業、ネコパワー実感系と類似点も多い坂本さんが長い年月をかけてファンを増やして、ねこのねえのようなグッとくる作品を今もなお発表してることは、とても嬉しくそして頼もしい気持ちになります。

今回の展示も多くの旧知のお客さんや新しいファンの方々が来てくれました。コロナで外出控えてたおばあさんとか遠方の常連さん、絵描きの方々、編集者、ネコ毒され書店店主、メンドクセー料理人、いつものお客さん。楽しい2週間、ありがとうございました。

ねこのねえ、4月下旬から増刷分が販売されるそうなので、まだゲットしてない方はお楽しみにお待ちくださいね。


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