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ねこ100展

50人の絵描きが各2枚の作品を展示販売する展示で、どいかやさんと一緒に10年間続けてきた活動「ペットショップにいくまえに展」の集大成的な展示となりました。

2010年のかやさんの個展「ネコ展」からペットいくまえの活動は始まりました。かやさんが配布していたフリーペーパーを展示でも配りはじめ、翌年から「ペットショップにいくまえに展」と称して、動物好きな作家の絵や立体作品を展示販売。トークイベントや動物保護団体への寄付、他の店との合同展示などで、地道に動物の生体販売や殺処分を減らそうぜと活動をしてきました。


ウレシカの展示は、毎年新しい作家を呼んで間口を広めようというのがコンセプトで、この展示をカマタが情熱を持ってやってきた副産物が今のウレシカの交友関係です。 それこそ、百何十人という絵描きさんがカマタからご参加どうですか?とメールをもらったと思いますし、何千人というお客さんに「ペットいくまえ」の冊子が届いたと思います。

いつだって僕はレジでテキトーなことを言っているだけだったけれど記憶に深いのは、2014年。虫の息で移転した西荻でのはじめてのペットいくまえ展に石黒亜矢子さんが参加してくれて、「てんまると家族絵日記」をウレシカで出したいと言ってくれ、さらにヒグチユウコさんを展示に誘ってくれました。ヒグチさんのポストカードはメチャメチャ売れて、てんまるは人気シリーズになりました。
2010年に経堂で店をはじめて以来、ウレシカの売り上げで夫婦二人が生きていけるわけねーじゃんと僕は今もなおスネていますが、おかげさまでこの年初めて黒字になりましたし、この展示後にかやさんと店でお預かりした募金額を数えて震えたのを覚えています。

おととしにペットいくまえ展は一区切りつけましたが、今年の「ネコ100展」に合わせて、カマタがずっと温めてきた書籍「ねこ100テン ポストカードブック」をつくりました。 


この一冊は、展示作品50点をポストカードとして切り取れて、切り取ったあとも小さな本になって50人の紹介文ともう一枚の絵が残ります。
なにが良いかって、目当ての作家以外の知らなかった作家を知ってもらえて、それを遠い誰かに絵葉書として伝えることができるところです。さらには300円が保護活動団体への寄付になります。 ぜひ、遠い誰かに、大切な誰かに、このポストカード1枚を切り取って、絵と動物の素晴らしさを伝えてほしいです。

アイデアを見事に素敵にカッコよく具現化してくれたデザインの大島依提亜さんと勝部浩代さん、素人の無理難題に頑張って対応してくれた図書印刷の冨塚さんに感謝するとともに、企画に参加してくれた50人の作家さん、ブックを販売していただいているお店、この本を手にしてくれた、これから手にするお客さんに心より感謝いたします。

ありがとうございます。

寄付先のお知らせは、後日ペットショップにいくまえのホームページで掲載いたしますので、ちょいちょいチェックしてくださいね。

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